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五十鈴メールマガジン〔No.1023〕安全とコンプラ
配信日時:2023/11/30 11:30
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━2023.11.30発行

                 五十鈴メールマガジン≡No.1023≡

==ISZ Mail Magazine =====================

 ◆                            ◆
◆◇◆     ┃今┃号┃の┃メ┃ル┃マ┃ガ┃は┃    ◆◇◆
 ◆                            ◆

            本日で11月が終了し、

           明日から師走に突入します。

       先週末にスーパーに買い物にいきましたが

     早くも鏡餅や正月飾りが店頭で販売されていました。

      世の中はすでに年末に向けて動き出しています。

            忙しい時期だからこそ、

        余裕をもって行動していきたいものです。

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☆No.1023 CONTENTS━━━━━━━━━━━━━━ ISZ Mail Magazine
┃
┃【CEOメッセージ】
┃ ■_安全とコンプラ(鈴木勝CEO)
┃
┃【執行役員が伝えたいこと】
┃ ■_正しいことをやる(岩品執行役員)
┃
┃【アイ・コミュニケーションズの現場から】
┃ ■_こだわり指標(臼井社長)
┃
☆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━


◇◆◇◆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

【CEOメッセージ】_鈴木勝CEO

         ――― 安全とコンプラ ―――
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━◇◆◇◆

ここ最近労災や交通事故、コンプラの事案が頻発しており、心配な状況
が続いています。安全に対する意識がない人は誰もいない中でも、事故
や怪我なく無事に一日を終えることがどれほど難しいことかを痛感しま
す。

人を介する以上、ミスが起こってしまう可能性はゼロにはなりません。
その中でも自動化やシステム化できることは極力自動化・システム化す
ることでヒューマンエラー防止に努めてきています。

しかしながら、自動化やシステム化したことをなぜそのようにしたのか、
なぜこのようなルールになっているのかが整備されて時間が長く経過す
ると、その「意味合い」に対する教育が希薄になってしまう面もあるの
かもしれません。

自動化やシステム化されていない定常作業のルールも同様です。その作
業ルールにどのような意味合いがあるのかをしっかりと理解していない
と、イレギュラー対応するときにどこに危険があるのか、リスクがある
のかがわからないまま対応するとミスや事故が起こってしまいます。

人の入れ替わりや応援、多能工を進めていく中で、教育をしっかりとや
っているつもりでも、その理解度や成熟度は人によって異なるし、時間
がかかる部分もあるので、難しいところです。

人的な基盤や手順、安全設備の総点検を実施して、いち早くみんなが安
心して働ける環境づくりを推進していく所存です。社員の皆さんは高い
モラルとモチベーションでがんばってくれています。そのがんばりに応
えていけるマネジメントを実践してまいります。

コンプラについては、意識的な部分でまだまだだと思われる事例が散見
されます。教育の機会を増やしているものの、残念ながら十分といえる
ような状況にないと思っています。

役員や拠点長、経営層から態度や姿勢を改めないことには始まりません。
細かい所作や言動で、気持ちが入っていないことを見透かされてしまい
ます。そうはいっても、ということを言わない、言わせない厳しい風土
を醸成し、もう一度作り直していきたいです。

模範を示すべき人がきちんと示せて初めて組織としての風土や規範が醸
成されるのです。そのようなことがあればよろず相談に連絡いただけれ
ばと思いますし、私に直接連絡していただいてもかまいません。

そういう意味では、外部の通報窓口やよろず相談の設置によって自浄作
用が以前よりも働いているとは思っていますので、細かなことや気にな
ることでも結構ですので積極的に相談してください。

私としては気持ちのいいものではありませんが、組織の小さな綻びは、
必ず大きくなり、後々大きな問題となりますので、そうなる前に対処し
ていくことが必要なのです。その覚悟はできていますので安心してくだ
さい。


□■□■============================

【執行役員が伝えたいこと】_岩品執行役員

        ――― 正しいことをやる ―――
============================□■□■

もうすでに、師走という言葉を聞く季節となっています。一般的には、
師走と言えば年の終わりの締めくくりで、やり残したことをやり切ると
のイメージがありますが、五十鈴では、来期に向けた準備の月で、来年
度の方針を定め、残りの1~3月を助走期間として何ができるのかを考
える月としています。

先日の社長会でもグループの基本方針と方向性の発表がありました。そ
して、それらを元に、来期の方向性と取り組むべき課題の修正を、部門
戦略会議にて定めていく流れとなっています。私自身も、いろいろな角
度から今年度を振り返り、来期以降をどのようにしていくのかを、考え
る時間が増えています。

その中で「正しくやる」と「正しいことをやる」との違いを先輩から言
われたことを思い出しました。

「正しくやる」とは、決められたルールの中で間違いない行動を徹底す
る、ということで、我々の既存事業においては、作業基準・標準に沿っ
た安全行動、ISOに沿った品質活動はその「正しくやる」にあたりま
す。そこは全ての基盤となるので再度徹底を図るよう頼みます。

また、五十鈴の目指すエボリューション経営には、将来に向けた取り組
みも重要です。そこには、「正しいことをやる」が当てはまると思いま
す。自分たちのおかれている社会やマーケットで、今後どのようなこと
が起きるのか、またどんなことを求められるのかを予想し、そこに関わ
るみんなが喜べる最適を創り出す取り組みそのものが、「正しいことを
やる」具体的行動だと思います。

そしてその途中には、上手くいくこともあれば、失敗もあります。その
時に、一喜一憂するのではなく、その経験から何を学び、どう次に活か
すかを考え次なる行動に移すことが大切で、その連続が目標達成に向か
うプロセスとなります。

そして、そのプロセスが至るところで展開されている組織文化になって
いることが、エボリューション経営の状態だと思います。

現在東海地区では、好調なマーケット環境と、これまでの取り組みを通
してお客さまからたくさんの仕事をいただき、忙しい日々が続いていま
す。そして、そんな環境の中、グループからの応援者も加わり、みんな
で知恵を出し協力し合いながら仕事を進めてくれています。本当に感謝
です。

先日、その応援者と会話をする機会があり、彼らが見えている組織の状
態を話してくれました。その中には、自分たちが見えていない個人や組
織の良いところの話がたくさんあり、嬉しくなる一方で、みんなに申し
訳ない気持ちとなりました。

これも、自分の失敗として活かしながら、次の考動を起こしていきます。
そして、「正しくやる」と「正しいことをやる」をしっかりみんなで共
有しながら、みんなが働きやすく、お客さまに喜ばれる会社づくりを進
めていきたいと思います。


*━■□━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

【アイ・コミュニケーションズの現場から】_臼井社長

         ――― こだわり指標 ―――
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今年も残すところあと一ヵ月となりました。何かとせわしい状況に迫ら
れて、事故やミスを発生させることがないよう、互いに声をかけあい良
い気分で新しい年を迎えられるようにしましょう。

今回は、先日ある雑誌の中であらためてハッとさせられた一文があった
ので紹介したいと思います

「私たちは、目標という道具の使い方を間違っていないだろうか。目標
は、絶対の到達地点を示すためではなく、未来をつくるために資源とエ
ネルギーを動員する方向づけの道具である、とドラッカーは言っていま
す」。さらに、「人は測る対象に意識を向けるという法則があります。
単に測る対象だけで意識は変わり、エネルギーの集まる方向が変わると
いうことです」と記されていました。

私はあらためて、正しく目標という道具を使えているか、そのために皆
のエネルギーが正しく動機づけられるように指標が活用され実践できて
いるだろうかと考えました。

例えば、健康であり続けたいという目標に対して、あなたは何を測って
いますか?

「体重」という人は、毎日カロリーを意識した生活を心がけるだろうし、
「一万歩のウォーキング」を課している人は、運動量そのものを意識し
た生活を心がけるようになりますね。

健康でありたいという思いは一緒でも、何を測るかによってその人の関
心ごとと生活習慣は大きく異なってくるということです。

私たちの会社が設立当初から大切にしていることは、「お客さまから信
頼され必要とされるパートナー」として認知され続けることです。です
から、会社として定点観測している指標の中でも常に気にかけているの
が、「リピート社数とリピートの中身(提供しているサービス内容)」、
そして「リピート率とリピート年数」です。

売上や利益は結果指標ですが、日々のプロセスで多くの人が大事にした
いと思って、行動を促進する指標が求められます。

私たちの会社では、組織の健康状態を測るための診断サービスを長年行
っています。

10年以上、私たちの診断を継続利用してくださっているお客さまが数
社あります。診断は私たち個人の健康診断のように義務付けられている
ものではありませんが、それぞれの会社さま内で、経営陣の活用意図と
現場サイドのマネジメントに携わる人々の活用意図が明確になっており、
自社の目標を達成するための補助ツールとして定着しています。

当該のお客さま内では、業績は過去最高を更新中ではありますが、私た
ちの会社が実施している組織診断と外部専門機関で行っているCS調査
結果をとても重視しており、業績に浮かれることなく、データから多面
的に兆候を模索し、必要な策を講じるということを実施しています。

また、別のお客さまではこれまで幾度かの合併を経験されてきましたが、
毎回この診断ツールを活用して、何を大事にしたマネジメントを行って
いるのかということを共通のデータをもとに共有できるので、合併され
た会社側の方々も指示を待つのではなく、主体的に何を大事にすればよ
いかが理解され、合併後の融合スピードが迅速かつ的確に展開されてい
ます。

ビジネス展開プロセス上で私たちはたくさんのデータを保有しています。
組織診断やKIそして安全アンケートなどもその一部ですが、採取作業
にはそれなりのエネルギーとコストがかかっています。

それを上回るだけのパフォーマンスを得られていればよいのですが、そ
の結果だけを見て「良し悪し」の判断レベルの活用になっていないか、
前述したお客さまのようにデータの変化を読み込み、推察し、先を見越
した手立てまで考えるというレベルまで活用できているか、データを見
て皆がもっとこうありたいと主体的に動機づけられる状態をつくりだせ
ているか、自分たちの会社はどうでしょうか。

冒頭に記したように、人は何を測るのかによって動機づけられるのです。
日常で何に関心が寄せられているのか、その関心が集中しているのか、
散漫していないか、今一度考えてほしいと思います。

実際に多くの会社で、「アンケートやデータ採取が行われているのは知
っているけれど、その結果も知らないし、何に使われているのかわから
ない」という声が聞かれることがあります。

そういう状況にはならないように、結果ではない自分たちの「こだわり
の指標」について話し合う必要を強く感じています。

雑誌の中には、このような記載もありました。「売上高や利益をあげる
ことが最優先であると現場で働く人が誤解すれば、時に不正を犯したり、
顧客を欺いたりしてまでも利益をあげるという間違った行動が起こって
も不思議ではありません。最も大事なことは、顧客価値(満足)を高め
ることです。・・・」最近の事件を思い出す一文ですね。

大事な当たり前を明確にして、こだわり指標にしっかり据えて、全員で
実践できるようにしていきましょう。


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【次号のお知らせ】
 次号の五十鈴メルマガ〔No.1024〕は、2023年12月7日に配信
 いたします。
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☆★━編集後記━☆★━━━━━━━━━━━━━━━━━━━☆★☆

年末に向かうに連れて、忙しい日々が続いているのではないでしょうか。
こういう時期に気を付けたいのが、事故や怪我、ミスなどではないでし
ょうか。
また、忙しさを見越してインターネットを介して遠隔操作で詐欺をする
集団がいます。
インターネットでサイトを閲覧中にいきなり警告音を発生させ「このP
Cは『トロイの木馬』に感染したおそれがあります。下記のサポートセ
ンターにすぐに連絡してください」といって、連絡すると個人情報を聞
き出し、個人の口座から現金を引き出すということです。この指示にし
たがってサポートセンターに電話するようなことはせず、警報に惑わさ
れず、落ち着いて対処することが大事です。
忙しい時期だからこそ、周囲に気を配りながら、一つ一つをしっかりと
やることが必要だと思うところです。

                     (編集室/本間 靖啓)
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 発行人:五十鈴株式会社 鈴木 勝
     (〒100-0005 東京都千代田区丸の内2-2-1 岸本ビル10階)
 編 集:株式会社アイ・コミュニケーションズ

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