バックナンバー
五十鈴メールマガジン〔No.507〕梅は咲いたか~
配信日時:2013/09/27 13:20
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━2013.03.28発行

                 五十鈴メールマガジン ≡No.507≡

==ISZ Mail Magazine =====================

 ◆                            ◆
◆◇◆     ┃今┃号┃の┃メ┃ル┃マ┃ガ┃は┃    ◆◇◆
 ◆                            ◆
   
          早いもので本日のメルマガが

          2012年度最後となります。

        この1年間ご愛読有難うございました。

        来週から始まります、2013年度の

       五十鈴メルマガも何卒宜しくお願いします。

================================

☆No.507 CONTENTS━━━━━━━━━━━━━━ ISZ Mail Magazine
┃
┃【代表メッセージ】
┃ ■_梅は咲いたか~
┃
┃【執行役員が伝えたいこと】
┃ ■_ビジョンをもとに(鈴木副社長)
┃
┃【アイ・コミュニケーションズの現場から】
┃ ■_魅せるショールーム(臼井社長)
┃
☆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━


◇◆◇◆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

【代表メッセージ】

         ――― 梅は咲いたか~ ―――
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━◇◆◇◆

鈴木貴士です。

私は小唄をやっているので、今のシーズンは「梅は咲いたか桜はまだか
いな~」などと唄っていたのですが、先々週の休日、駒沢公園に梅でも
観てくるよと一人で散歩に行ったのですが、梅なぞはとっくに散って、
桜が咲き始めていたのには驚きました。

今年は春が寒いから、桜は遅くなるだろうという風評は吹っ飛んでしま
いました。こうなると、桜の開花はそういうことで決まるのではなく、
という解説が始まるのですが、ともかくこの間の週末は東京では満開に
なってしまいました。

私は2年前に褒章を戴き、その次の年の首相主催の「桜を見る会」に招
待されていましたが、北朝鮮のミサイル問題で中止になってしまい、今
回リベンジで4月に呼ばれているのですが、どうやら会は開催されるも
のの、桜は散ってしまっているのは間違いありません。

先週の土曜日たまたま会があって、隅田川が近かったので急遽30分ぐ
らい仲間とぶらつきましたが、やはり、提灯や屋台なども間に合わない
ところもあったようです。物凄い人でしたが寒かったので、お花見のい
でたちでは皆さんありませんでしたね。

ぱっと咲いて、ぱっと散る、桜は本当に日本人が好きな花ですね。そし
て「お花見」も大好きなイベントですね。さて、「しきしまのやまと心
を人とはば 朝日ににほふ山ざくらばな」と本居宣長は詠んで日本人の
純粋無垢な心情を示す言葉として表しました。

新渡戸稲造先生の「武士道」のなかには桜について、次のように書かれ
ています。「大和魂とは、ひ弱な人口栽培植物ではない。自然に生じた、
という意味では野生のものである。それは日本の風土に固有のものであ
る。その性質のあるものは偶然、他の国の花と同じような性質を有して
いるかもしれない。だが本質において、これは日本の風土の固有に発生
して自然の所産である。」

「また、私たち日本人のサクラを好む心情は、それがわが国固有の産物
である、という理由によるものではない。サクラの花の美しさには気品
があること、そしてまた、優雅であることが、他のどの花よりも『私た
ち日本人』の美的感覚に訴えるのである。私たちはヨーロッパ人とバラ
の花を愛でる心情をわかち合うことはできない。

バラには桜花のもつ純真さが欠けている。それのみならず、バラは、そ
の甘美さの陰にとげを隠している。バラの花はいつとはなく散り果てる
よりも、枝についたまま朽ち果てることを好むかのようである。その生
への執着は死を厭い、恐れているようでもある。しかもこの花にはあで
やかな色合いや、濃厚な香りがある。これらはすべて日本の桜にはない
特性である。」

「私たちの日本の花、すなわちサクラは、その美しい粧いの下にとげや
毒を隠し持ってはいない。自然のおもむくままにいつでもその生命を棄
てる用意がある。その色合いはけっして華美とはいいがたく、その淡い
香りには飽きることがない。」。

うーむ! 最近の日本はどうだろう。大和魂もサクラの美しさも忘れて
しまっているのではないか。夜のお花見の最中やその宴の後を散歩する
と情けなくなってしまいますね。平和ボケを通り過ぎて、悪ふざけにな
っているし、モラルが高いととはとても言えない状態ですね。本居宣長
も泣いていることでしょう。

桜はもうすぐ散ってしまいますが、もう一度、日本人の原点である「武
士道」を読み返してみたいと思います。


□■□■========================================================

【執行役員が伝えたいこと】_鈴木副社長

        ――― ビジョンをもとに ―――
========================================================□■□■

いよいよ明日で、今年度が終了します。上半期が良かったので、久しぶ
りに好業績が残せるかと思っていましたが、下半期は、まったく振るわ
ず、予算も未達となります。現状を基にした延長線の予測が、通じる時
代でないことは承知しているのですが、思考の習慣は変えにくいもので
す。

この罠に落ち入らないために、ビジョンがあるのだと思います。ビジョ
ナリーカンパニーを目指して、長期目標や3ヵ年中期戦略があります。
しかし、昨今の業績ですと、どうしても足元の数値目標(特に利益)に
目が向きます。特効薬があれば良いのですが、そんな時代でもない。や
はり、実力が反映した結果ということになります。

今まで、いろいろとやってきているのですが、やったことを成果に結び
つける力が弱いし、やっているプロセスに夢中になりすぎるきらいがあ
ると感じます。結果を出してこそ達成感、満足感があり、そのプロセス
として、楽しくやれた、一生懸命やった、ということになると思います。
プロセス馬鹿になるな、と我がグループではよく言いますが、今年は、
それだったのでしょう。

来期は、数値目標の達成は言うまでも無く、コンテントとプロセスをし
っかりと両立させ、アグレッシブに成長していきたいです。その種まき
は、昨年末から始めているので、桜の開花と同様のスピードで花開くこ
とを期待しています。また、バリューセンターに向けて、「文化を開発
(創造)」することを、新しい試みとしてやってみようと考えています。

技術開発、商品開発という言葉はありますが、文化の開発なんて、聞い
たことがないかもしれません。しかし、バリューセンターには欠かせな
いもの、それが文化なのです。新しい五十鈴の文化を開発しようという
Willを持って、チャレンジしていく一年としたいです。


*━■□━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

【アイ・コミュニケーションズの現場から】_臼井社長

       ――― 魅せるショールーム ―――
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━■□━*

来期の五十鈴グループの強化活動に、「IA活動の推進」が示されてい
ます。近年五十鈴グループのブランド創造に向けた活動として「魅せる
ショールーム」活動があります。

アイコミでも2年前から、基本方針概念図の構造の中に「魅せる商ルー
ム」を掲げて、社内プロジェクトを通してその推進活動を行っています。
課題設定以前から、優れたショールームを体感するために、ユニークな
見せ方を展開しているショールームを探して幾つか見学、社内研修会を
設けました。

あるITコンサルの会社は、会社という場そのものを創造性発揮のスペ
ースとして工夫している姿を見せてくれました。ある事務機メーカーで
は五十鈴と同様「協創」をテーマに近未来の働き方を研究しているプロ
セスを見せてくれました。

大手コンピューターメーカーさまは、ITで楽しむ生活シーンを体感さ
せてくれました。そこから得たものは何だったのか改めて今考えていま
す。

ITコンサルの会社さまは、オフィスの外観は素晴らしく洗練されてい
ましたが、違いが分かったレベルでした。協創を魅せてくれた事務機メ
ーカーさまからは、ハードからソフトに自分たちの生業を転換した努力
が感じられました。コンピューターメーカーは、プレゼンするその人自
身の活き活き度に感動させられました。

私たちの身近なショールームでは、車のディーラーがあります。そのシ
ョールームは車種のリアルな体感と商談の場所です。車が欲しいという
ニーズを持った人に応えるショールームです。

私たちが目指しているのは、Willに応えるショールームです。もっ
とこうしたい、ああなりたいと強く願っている相手の気持ちを動かす、
表出させることができるショールームです。

青梅SCとアイウィルとの協働で、青梅SCのお客さまが来期五十鈴の
マネジメントの一部を導入したいと契約をしてくださいました。それは、
単に青梅SCの人々がアイウィルを紹介してくれたから実現したもので
はありません。

それ以前に青梅SCの社員自らがお客さま向けに勉強会の機会を提供し、
研修内容そのもの以上に一般的に思う職種の概念を超えた仕事を、普通
にそして真剣に行うことができる今の姿を魅せたことが最も大きな要因
だと思っています。

来社された方々は真剣にお客さまを思う五十鈴の社員や社風を体感して、
自分たちの会社の成りたい姿に向けたパートナーとして認知してくれた
のだと思います。

魅せるショールームの進化は、着実に進んでいます。五十鈴グループの
全社員がIAとなり、お客さまのWillを喚起し、感動を与えていく
姿を思うと私自身も楽しみでなりません。

スーパーIAのミーティングも回を増すごとに熱く、進化しています。
新年度にあたり、アイコミの商ルーム3年目の活動に拍車をかけたいと
思います。


━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 
 ◇◇◇NEW!今週の五十鈴グループホームページ更新情報◇◇◇ 
―――――――――――――――――――――――――――――――― 
今週、新たに五十鈴グループホームページに掲載しましたニュース記事 
は以下の内容です。ぜひご確認ください。 

◆ニュースリリース 

2013.03.25 全員参画型社内報制作ドキュメント
          「社内報[in]制作の現場」更新 
           →http://www.isz.co.jp/company/ideamanagement02.html

2013.03.26 五十鈴の全員参画型経営
     「IOC(五十鈴組織変革)活動ダイジェスト」更新 
      →http://www.isz.co.jp/company/ideamanagement03.html

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 

 
┏ ■ Voice to Voice!
┃
┃ 皆さんのご意見・感想お待ちしています。
┃ たとえば「〇〇さんにコレについて書いて欲しい!」などの
┃ リクエスト、その他何でも言いたいコトはこちらへ!
┃
┃    ┏━━┓
┃    ┃\/┃  mailmaga@isz.co.jp
┃    ┗━━┛
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

────────────────────────────────
【次号のお知らせ】
 次号の五十鈴メルマガ〔No.508〕は、2013年4月4日に配信いた
 します。
────────────────────────────────

☆★━編集後記━☆★━━━━━━━━━━━━━━━━━━━☆★☆

桜が咲くこの季節に卒業式や入学式を迎える日本では、春は出会いと別
れの季節でもあります。この時期に咲く桜はやはり日本人にとって最も
思い入れのある花ではないかと思います。
今週は雨が降り風の強いときもあり折角の桜が散るのではないか、と心
配しましたがまだまだ満開に近い桜が見れていますね。今週末までには
桜をしっかりと目に焼き付けて、来期のスタートダッシュを順調に切り
たいと思っている次第です。

                     (編集室/本間 靖啓)
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
◆メールマガジンバックナンバーのご利用は◆
http://e8.wingmailer.com/wingmailer/backnumber.cgi?id=E647

◆メールマガジンの新規ご登録◆
当メルマガを転送でご覧いただいている方で正式に配信を希望される方
は、
http://www.isz.co.jp/ml/form_group.html
の所定フォームにご記入の上、お申し込みください。

◆メールマガジンの配信停止◆
今後配信をご希望にならない場合は、大変お手数ですが、このメールに
ご返信いただき、配信停止の旨、お伝え下さい。

◆メールアドレスの変更◆
修正・変更の場合は、大変お手数ですが、このメールにご返信いただき、
修正・変更内容をお書き添えの上お送りください。

================================

 発行人:五十鈴株式会社 鈴木貴士
     (〒100-0005 東京都千代田区丸の内2-2-1 岸本ビル10階)
 編 集:株式会社アイ・コミュニケーションズ

 転載を希望する場合は編集室までご連絡下さい。
 mailmaga@isz.co.jp

==ISZ Mail Magazine =====================

 五十鈴メールマガジン ≡No.507≡

======================= ISZ Mail Magazine