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五十鈴メールマガジン〔No.1026〕激しい環境変化、変化しない環境
配信日時:2023/12/21 11:30
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━2023.12.21発行

                 五十鈴メールマガジン≡No.1026≡

==ISZ Mail Magazine =====================

 ◆                            ◆
◆◇◆     ┃今┃号┃の┃メ┃ル┃マ┃ガ┃は┃    ◆◇◆
 ◆                            ◆

            今年もあと残り10日。

         新年をよい気分で迎えるためにも

      今年のまとめと来年への準備をしていきましょう。

        ここのところの寒波で、風邪を引いたり、

       インフルエンザになったりする人を見ますが

       健康管理には十分に気をつけていきましょう。

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☆No.1026 CONTENTS━━━━━━━━━━━━━━ ISZ Mail Magazine
┃
┃【CEOメッセージ】
┃ ■_激しい環境変化、変化しない環境(鈴木勝CEO)
┃
┃【執行役員が伝えたいこと】
┃ ■_年末年始の風物詩(山口執行役員)
┃
┃【五十鈴建設の現場から】
┃ ■_最適な職場環境を全員参画で創る(神生社長)
┃
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◇◆◇◆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

【CEOメッセージ】_鈴木勝CEO

     ――― 激しい環境変化、変化しない環境 ―――
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━◇◆◇◆

2023年も残りわずかとなりました。毎年この時期になると、一年を
振り返り、来年に向けての取り組み課題をいろいろと考えることになり
ます。

2020年のコロナから激動の時代が幕を開け、変化が激しく、不確実
性が高い世の中になったと皆さん仰います。ここに異論を挟む方はあま
りいないと思います。読めなかったこともありますが、ある程度前から
予測されていたことも含めていろいろと表面化してきているということ
でしょう。

イノベーションを軸に置いていた2020年までの10年間から、エボ
リューション、進化に軸を置いて2030年を目指す長期ビジョンIS
X(五十鈴ソサエティーX)の世界観では、現状程度の変化が予測され
ているので、さまざまな策を講じながら対処できている部分はあります。

このあたりは拠点のIOC(五十鈴組織変革)活動や部門戦略、サステ
ナビリティ推進体制での各委員会活動にも反映されており、一定の手応
えを感じている次第です。

それに対して、流通全体の課題やサプライチェーン全体での課題、鉄鋼
業界の課題、仕事のやり方や学習の仕方も含めて日本経済全体の構造課
題に対する対策は、環境変化がたくさん論じられている割に極めて進み
が悪いと感じます。

短期的な取り組み課題についてはある程度やれているのかもしれません
が、環境問題や人手不足、設備の老朽化や内需の減少といった中長期的
に取り組まないと確実に大きな問題となることに対して軽くとらえてい
るのか、目を背けているのか、課題から逃げているのか、わかってない
のかはっきりしません。

需要が減っていく、働く人も減っていく中で、出てきた新たなテクノロ
ジーを最大限駆使して、人手が少なくても対応可能で、地球に優しい事
業モデルにどのようにすれば転換できるのかを真剣に向き合って考えて
いく必要があります。

これを実現するにはあらゆる垣根を越えて、連携してみんなで一緒に創
りこんでいく必要があります。考えろ、って言って一人で、1社で考え
てアイデアが出るならみんなやっています。

既存のエコシステムを破壊して、1社独占のプラットフォームを創ろう
としても誰もついてきてくれません。みんなで使うからプラットフォー
ムになるのであって、利益の少ないところからピンハネしようとしたっ
てうまくいかないのです。

五十鈴グループはこれまでも魅せる工場づくりでどなたにでもオープン
にナレッジ共有を図り、業界全体の発展のために尽くしてきました。そ
こにはナンバーワンのプライドもありましたし、常に進化し続けること
での差別化の狙いもあったと思います。

最近では、同業他社からも学ばせていただいていますし、異業種からも
学ぶ機会を増やしています。さらなる進化を図り、業界や地域、さまざ
まなステークホルダーとの関わりを深めながら、環境変化に適応した会
社、業界にしていきたいと思います。


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【執行役員が伝えたいこと】_山口執行役員

        ――― 年末年始の風物詩 ―――
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今年は例年以上に街並みの様相と暦のギャップに違和感を覚える人は多
いのではないかと思いますが、いよいよ今年も残すところ後数日となり
ました。

年末年始の風物詩といえば、皆さん何を思い浮かべるでしょうか。年賀
状、紅白歌合戦、年越しそば、初日の出、門松、箱根駅伝などなど、行
事や食べ物といったことがさまざま思い浮かぶと思いますが、私の場合、
主にスポーツを楽しみながら過ごしております。

その中でも全国高校サッカーは特に楽しみにしております。今年は、第
102回で12月28日から国立競技場で開始されます。ちなみに、国
立競技場での開幕戦は東京都代表で初出場の早稲田実業が登場します。

今年の夏、慶應義塾高校が107年振りに全国制覇で盛り上がった全国
高校野球が第105回の歴史がありますが、高校サッカーも同様の歴史
があります。

今では東京を中心に首都圏開催ですが、当時は大阪・豊中市で開催され
ており、また、最初に企画した人は日本でのラグビー普及を目指してい
た慶応大学の杉本氏だったようです。

ただ当時ラグビーは4チームしかなかったため、サッカーとラグビーの
2競技の合同大会として開催にこぎつけたのが始まりのようです。

さて、今月28日から開催されるにも関わらず、実は未だ1県代表校が
決まっていない県があります。それは我が“鹿児島”。(12月15日
現在)

実は10月からすでに鹿児島県大会は開催されているのですが、11月
11日で一旦中断されています。理由としては、U-17ワールドカッ
プインドネシアの代表に鹿児島の強豪校:神村学園から2名選ばれてい
て、U-17ワールドカップの試合を優先させるために、U-17待ち
で中断し、12月中旬から再開される予定です。

今では高校サッカーと言えば、青森山田高校が常勝軍団として有名な存
在ですが、我々世代からすれば、帝京・市立船橋・武南・清水商業とい
った名前が挙げられますが、近年では全国の舞台からは遠ざかっており
寂しく感じています。

その要因としては、言わずもがな“Jリーグ”の存在が大きく影響して
おります。

高校サッカーはテレビでも放映され、注目度も高く華々しい存在なるも、
そもそもJリーガーを目指す子供たちからすると、幼少の頃からJリー
グの下部組織セレクションを受け、ジュニア時代から芝グランドでかつ
トップチームと同じ戦術を学ぶ等英才教育を受け、高校世代でJリーグ
デビューを果たすことを目標にしており、一番成長できる高校時代はプ
ロの世界を感じる環境で過ごすことを重要視しているようです。

結果、高校サッカーでは昔のような常連校が全国ベスト4に残るような
状況ではなく、常に入れ替わるような群雄割拠の時代で、昨年は岡山代
表の岡山学芸館高校が初優勝を果たしています。

ただ勿論のこと、恵まれていない高校サッカーの環境から、世界で活躍
している選手もおり、泥臭く頑張る高校生の熱いプレーを見ながら私た
ちが生きているビジネスの世界でも環境のせいにするのではなく、自ら
考え行動することで自らの手で環境を変えていく必要があると教えられ
ています。

皆さんも普段忙しい中で立ち止まって考えることは難しいですが、年末
年始の時間をうまく利用し、イベント等から何かを感じ、自分の振り返
りや今後のことを考えるきっかけにしてもらえたらと思います。

私は今年もどのようなドラマが待っているのか今から楽しみですが、高
校生が流す嬉し涙・悔し涙から新たな思いを感じ取り、来年の抱負をじ
っくりと考えてみたいと思います。


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【五十鈴建設の現場から】_神生社長

     ――― 最適な職場環境を全員参画で創る ―――
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建設の神生です。

12月中旬も過ぎ、このメルマガが届く頃は「今年も、もうすぐ終わり
だな!」と感じていると思います。会社では、業務のやり残しがないよ
うに最後の詰めだと思います。

また、家庭では大掃除前の不要物の選別等を行っていると思います。

片付けでの不要物の選別ですが、私と妻とで大きな意見対立が発生しま
す。皆さんのご家庭でもこのようなことが起きていませんか?

それは不要物か否かの判断問題です。双方に見えている物の見方ですが、
「物、その物の価値」と「その物への執着心(思い出を含めて)」の判
断基準の違いからだと思います。

他者はその物の本質的な価値で判断しますが、所有者はその物への思い
(執着心)から判断することが多いものです。その物を取得するまでの
一連のプロセス等は、その本人しかわかりませんので、妻と選別を行う
と当然、意見が合いません。

しかしながら、我が家では「妻の意見を尊重して!」と言うと聞こえが
いいですが、いろいろと後処理が面倒なので、(泣く泣く)従うように
しています。以上のことから私は年末に行う、大掃除前の片づけが嫌い
です。

話は変わりますが、中期の経営計画を作っていますが、建設の投資とし
ては、一番が「人」です。次にDX(デジタルトランスフォーメーショ
ン)になりますが、「人」はITなどを駆使するのが前提なので、「人」
が重要になります。

今期に中途社員を2名、来期新規採用者が2名と増加します。その社員
たちをしっかりと育てていくことは非常に大切です。

国土交通省から建設業の離職者アンケートに基づいた報告書に雇用主
(企業側)が想定している退職理由と建設業離職者(若年層)の退職理
由についての違いがありましたので、下記に記載いたします。

【休みが取りづらい】
   企業側(23.5ポイント) 離職者(8.4ポイント)

【作業がきつい】
   企業側(42.7ポイント) 離職者(5.1ポイント)

【作業に危険が伴う】
   企業側(19.0ポイント) 離職者(6.7ポイント)

【職業意識が低い】
   企業側(40.8ポイント) 離職者(0ポイント)

その他にもありますが、雇用側が考える退職理由と離職者の理由はこの
ように大きな違いがあります。

若い離職者の一番が【雇用が不安定】、二番が【遠方の作業場が多い】、
三番に【休みが取りづらい】でした。また、【その他】がポイント的に
は一番でした。

【その他】を含めて、事前に察知していれば、離職を防げると思います。
若手との日々のコミュニケーションを上司だけでなく、若手同士のコミ
ュニケーションを作る機会を増やすことも大切だと思います。

また、余りにコミュニケーションを意識しすぎても、今風に言うと「う
ざったいな!」と思われるのもよくないので、建設も五十鈴グループの
各社のように、本年度中には事務所のレイアウトを変えるようにして、
自然とコミュニケーション(相談できる職場環境づくり)が取りやすく
なるように変更したいと思います。

現在、若手中心のチームでプロジェクト化していますので、私が考える
よりよいレイアウトになるでしょう。

冒頭に記載した通り、個々の価値観の違いはあると思いますが、個々の
価値観(個性、発想等)を認めながら、会社という単位の大きな部分で、
断捨離を行い、五十鈴建設の価値観に合わせて、「最適な環境を実現す
る協進企業」を「全員参画」で目指していきます。

これからも皆さまとの協創、協進を進めていきたいので、何卒よろしく
お願いいたします。


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 ◇◇◇NEW!今週の五十鈴グループホームページ更新情報◇◇◇ 
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今月、新たに五十鈴グループホームページに下記内容を掲載しました。
ぜひご確認ください。 

◆ニュース一覧

2023.11.27  茨城運輸支局長より
              安全性優良事業所表彰をいただきました
                             
        https://www.isz.co.jp/news/2023/1127_000367.html

2023.12.15  熊本県立熊本商業高等学校の生徒に
                   キャリア教育を実施しました
                             
        https://www.isz.co.jp/news/2023/1215_000366.html

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┏ ■ Voice to Voice!
┃
┃ 皆さんのご意見・感想お待ちしています。
┃ たとえば「〇〇さんにコレについて書いて欲しい!」などの
┃ リクエスト、その他何でも言いたいコトはこちらへ!
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【次号のお知らせ】
 次号の五十鈴メルマガ〔No.1027〕は、2023年12月28日に配
 信いたします。
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☆★━編集後記━☆★━━━━━━━━━━━━━━━━━━━☆★☆

年末が迫ってくる時期になりました。寒波も到来し、風邪などにかかっ
て体調を崩したりしていませんか。
そういう私も、東京でも12月に20度を超える日も観測されたことも
あり、薄着で過ごしていたことが災いして、風邪をひいてしまいました。
それでなくとも忙しい時期なので猛省しつつ、こういう時に体調管理の
大切さを身に染みて感じているところです。
遊んでいてもボーッとしていても時間は待ったなしに過ぎ去っていきま
す。冷静になって、できることから一つ一つしっかりとやっていこうと
あらためて思うところです。
                     (編集室/本間 靖啓)
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 発行人:五十鈴株式会社 鈴木 勝
     (〒100-0005 東京都千代田区丸の内2-2-1 岸本ビル10階)
 編 集:株式会社アイ・コミュニケーションズ

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