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五十鈴メールマガジン〔No.1027〕インオーガニック
配信日時:2023/12/28 11:30
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━2023.12.28発行

                 五十鈴メールマガジン≡No.1027≡

==ISZ Mail Magazine =====================

 ◆                            ◆
◆◇◆     ┃今┃号┃の┃メ┃ル┃マ┃ガ┃は┃    ◆◇◆
 ◆                            ◆

             今年も営業日では

        今日か明日までの企業が多いと思います。

         寒波が身にしみる時期になっています。

        風邪など引かないように健康に留意して

       年末年始はこの一年の疲れをしっかりと

            癒していきましょう。

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☆No.1027 CONTENTS━━━━━━━━━━━━━━ ISZ Mail Magazine
┃
┃【CEOメッセージ】
┃ ■_インオーガニック(鈴木勝CEO)
┃
┃【執行役員が伝えたいこと】
┃ ■_2023年末(小萱副社長)
┃
┃【アイ・ティー・シーの現場から】
┃ ■_異常を異常と思う感覚(川合社長)
┃
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◇◆◇◆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

【CEOメッセージ】_鈴木勝CEO

        ――― インオーガニック ―――
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━◇◆◇◆

先週、部門戦略会議を実施しました。2022年に続き、2度目の開催
となりました。グループの来年度基本方針をベースとして、部門ごとに
来年度の戦略を考える会議になります。

昨年は初めてだったこともあり、かなり手探りの中での会議となりまし
たが、グループ経営と拠点経営の創発を狙って、グループリソースの最
適配分と、グループシナジー、グループとしての成長を促進するように
各種取り組んでまいりました。

部門内での連携もスムーズとなり、思考のレイヤーが高まったと感じて
います。拠点事情だけを考えていたら、流動化人財もこれほどまでにス
ムーズに、かつ、たくさんの人財を応援に出すことも難しかったのでは
ないかと思います。

今年の戦略会議で象徴的だったなと思うのは、インオーガニックの手段
を積極的に取り込もうという動きが各部門で明確に出てきたことです。

自分たちが持っていないケイパビリティをビジネスパートナーに求め、
協創していく活動はもちろんありましたし、専門性の高い人財や企業に
業務委託やコンサルティング契約を結んで支援してもらうことはありま
した。

今年の戦略会議では、営業人財やIT人財、コンサル人財といった専門
人財を業務委託などで積極的に活用しようということや、中途人財を拡
張していこうということ、足りない機能をM&Aで補おうといったこと
が当たり前のように選択肢に入ってきました。

自前で教育してオーガニックに育てていくことをベースとしていました
が、それだけでは世の中のスピードや労働人口減少といった環境変化に
適応するのが難しくなってきている背景もあると思います。

もちろん教育を疎かにするわけではなく、強化策として挙がっています。
いろいろと施策を考えてきたものの、人手不足や労働時間の制約もあり、
思ったような行動量にならなかったという反省があると思います。

もう一つは、同業他社や異業界など、外部からの学びを活かそうという
活動も多かったです。五十鈴はナンバーワンだと驕って外から学ばない
ということではなく、他社で進んでいると思うところは積極的に取り入
れて、異業種からも参考になることはないかとどん欲に学ぶ姿勢が随所
に出てきています。

こういった活動や経験を活かしていくことで、さらなる強みの発揮や新
たなケイパビリティの獲得につながってくると思うのです。

新しい活動やこれまで活動してきたことを最後までやりきるなど、楽し
みな戦略、施策がたくさん出てきました。

来年もさまざまなところでインパクトある活動をやっていこうと思いま
すので、よろしくお願いいたします。

今年もお世話になりました。来年も五十鈴グループメールマガジンをよ
ろしくお願いいたします。


□■□■============================

【執行役員が伝えたいこと】_小萱副社長

         ――― 2023年末 ―――
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本年も残り4日となりました。寒さもいよいよ本格的になり、丸の内で
はイルミネーション、会社では来年度のグループ予算作成開始と年末ら
しくなってきました。

偶然にも昨年に引き続き、年末に執筆する機会を貰いました。昨年は過
去の代表メッセージで、コロナ禍は「頭の片隅にも予想できなかった」
と綴られていたことをご紹介。

知床観光船沈没、円安加速、エリザベス女王の崩御、そしてウクライナ
侵攻を22年の重大ニュースとして取り上げました。

たまたま原稿を書いている日にNHKで取り上げられましたが、知床観
光船沈没のニュースが取り上げられることはほとんどありませんし、エ
リザベス女王崩御が昨年だったと答えられる人は少ないかもしれません。
多くの出来事は記憶の上書きで消えていってしまいます。

円安加速は22年1月が115円、12月が135円とドル高が進んだ
ので22年に取り上げられましたが、23年12月は150円ですので、
円安は2年連続の重大ニュースかもしれません。

23年は、国内ではコロナの5類移行、ジャニーズ・宝塚の問題、生成
AI、関西ではA.R.E.も話題となりました。

海外では、ウクライナ侵攻が間もなく2年を迎えます。昨年末のメルマ
ガに世界が結集して狂気を止め、ウクライナの人々が普通の生活に戻る
ことが、23年の重大ニュースになることを祈っていますと書きました
が、残念ながら実現されませんでした。

そして、何よりハマスによるイスラエルへのテロ、報復する形でのガザ
地区への地上侵攻です。これは、「頭の片隅には予想できていた」かも
しれません。ジオポリティカル(地政学)リスク、デカップリング(分
断)はかつてないほど高まっています。

来年早々に台湾の総裁選、そしていよいよ米国大統領選が11月にあり
ます。来年はよりアンテナ高くビジネス環境が受ける影響を考えないと
いけません。

年末になって政治資金の問題や、ダイハツの不正など24年重大ニュー
スのネガティブな有力候補が現れてしまいました。

ダイハツの不正では、わが故郷の大阪府池田市が久しぶりにテレビに出
ましたが、非常に残念な内容でショックを受けています。今後全容が解
明されていくと思いますが、現段階では企業風土が原因という報道がな
されています。現場主導と報告されていますが、それが本当なのか、真
因が解明されていくことと思います。

五十鈴が経営体制を大きく変えて2年が経ちました。勝CEOをヘッド
に第三の創業を掲げ、「よりオープンに、よりフラットに、よりアジャ
イルに、よりインクルーシブに」、との方針の下、変えること、変えな
いことを分け、変えることには打ち手を実行してきました。

制服やオフィスなどの見た目の変化もあったと思いますが、来年度はい
よいよ人事制度の改革を実行する予定です。グループ経営チームを中心
に半年間議論を重ねて骨格を決め、現在詳細設計を行っているところで
す。来年早々には皆さんの意見も反映させながら、完成させたいと思っ
ています。

先の読めない環境下でもサステナブルに成長するために、五十鈴の中核
である「人財」を中心とした経営をいっそう推し進め、オープン、フラ
ットな企業風土に磨きをかけたいと思っています。

不正はもちろん許されることではありませんが、失敗をしてしまった時
にすぐに打ち明けられる。失敗を責めるのではなく、失敗を分析して次
に失敗しない(させない)ために皆で考える、企業風土を強力に推進し
ていきたいと思っています。

24年は中期経営計画の最終年度です。それぞれが3年前に設定した定
量・定性目標にできるだけ近づけるように、全速力で駆け抜けてほしい
と思います。

皆さま、良いお年をお迎えください。


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【アイ・ティー・シーの現場から】_川合社長

       ――― 異常を異常と思う感覚 ―――
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早いもので2023年も終わろうとしています。

2020年3月から始まったコロナ禍も今年に入っていろいろな規制が
緩和されましたが、円安の影響もあって物価は高騰し、海外旅行にもな
かなか行きにくい状況になっています。近場で過ごされる方が多いと聞
きますが、暴飲暴食をせず、体調を崩すことがないようにしましょう。

先日、妻とデパートに買い物に行き、支払った金額によって福引ができ
る特典がありました。

以前はガラガラを回して白い球や赤い球、黄色い球などが出て、球の色
で商品が変わるというものでした。ガラガラを回して何の色の球が出る
かが楽しみな瞬間でした。

ところが、今回はQRコードを使ってスマホで手続きをするとのことで、
福引会場に行くと若い女性が妻のスマホを使って「そこを押して」「そ
れを選んで・・・」という具合で、妻も言われた通りにスマホを触って
いると、4回できる福引がいっぺんに終了していました。

AIを活用しているという説明がありましたが、私には何がなんだかさ
っぱりわかりません。福引は4回分あったのですが、1回分は500円
の商品券一枚、残りの3回分はハズレということで終了しました。

効率的で良いのかもしれませんが、何の球が出てくるかを楽しみにして
いる瞬間や、一等が出ると鐘をならして周りに周知(盛り上げる)する
こともなく、何か味気ない気がしてなりませんでした。これも時代か、
と思えばそうなのですが、何かさみしい気がしました。

帰りに妻と話をしていて、あのデジタル福引を自分たちだけでやろうと
していたら、とてもできないな、ということになりました。何をどうす
れば良いのかのUI(User Interface)が悪く、我々で
はとても対応できないということです。知っている人は簡単にやってい
ましたが。

わかっている人は何をどうするかがわかっているので、簡単に操作でき
たり、デジタルに強い人は、過去の経験からもここを触ればこうなるの
ではないかと勘働きでできてしまうモノも多いようです。

ITCでも新しいデジタルツールの開発をしていますが、開発担当者や
若い人はすぐにできることでも、私ではどうにもできないことが多くあ
り、「これはどうするの」「次の画面開くにはどうするの」「字が小さ
くて見えない」等々のユーザーの立場での苦情に近い指摘を行い、ツー
ルのUI向上に貢献しているつもりです(周りは何言ってるの?と思っ
ているかも知れませんが)。

今後のデジタル化生活にも対応していかないといけないので、ITスキ
ルは頑張って上げていかないといけないのですが、これはちょっとおか
しいんじゃないの、という感覚は持ち続け、世の中のUI改善に貢献し
ていきたいと思います。


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【次号のお知らせ】
 次号の五十鈴メルマガ〔No.1028〕は、2024年1月11日に配信
 いたします。
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☆★━編集後記━☆★━━━━━━━━━━━━━━━━━━━☆★☆

今年もいろいろあった年でしたが、皆さんはいかがでしたか。生きてい
る以上、何もしていなくても、何かに影響されたり、巻き込まれたりす
るものです。特にグローバルの時代には、そのスピードも早く、地球の
反対の世界で起きたことでも、我々の身近にあっという間に到達する時
代です。そういう意味でも、常日頃から世の中でのさまざまな事件や事
象などに関心を持って生きていかねばならないと感じています。

今年も最後のメルマガになってしまいましたが、くれぐれも皆さん、健
康や安全には留意して、年末年始をお過ごしください。今年一年間、あ
りがとうございました。来年も何卒よろしくお願い申し上げます。

                     (編集室/本間 靖啓)
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 発行人:五十鈴株式会社 鈴木 勝
     (〒100-0005 東京都千代田区丸の内2-2-1 岸本ビル10階)
 編 集:株式会社アイ・コミュニケーションズ

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