バックナンバー
五十鈴メールマガジン〔No.1034〕IOC発表会の準備で大切なこと
配信日時:2024/02/22 11:30
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━2024.02.22発行

                 五十鈴メールマガジン≡No.1034≡

==ISZ Mail Magazine =====================

 ◆                            ◆
◆◇◆     ┃今┃号┃の┃メ┃ル┃マ┃ガ┃は┃    ◆◇◆
 ◆                            ◆

        今週は20度を超える日が続いたかと

       思えば、例年のこの時期の寒さに逆戻りし、

           この時期特有の寒暖差に

        体調を崩さないようにしていきましょう。

================================

☆No.1034 CONTENTS━━━━━━━━━━━━━━ ISZ Mail Magazine
┃
┃【CEOメッセージ】
┃ ■_IOC発表会の準備で大切なこと(鈴木勝CEO)
┃
┃【執行役員が伝えたいこと】
┃ ■_社員の幸せと企業の成長戦略(新川執行役員)
┃
┃【五十鈴中央の現場から】
┃ ■_アンコンシャス・バイアス(諫山社長)
┃
☆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━


◇◆◇◆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

【CEOメッセージ】_鈴木勝CEO

     ――― IOC発表会の準備で大切なこと ―――
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━◇◆◇◆

21日から五十鈴グループのIOC成果発表会が岐阜サービスセンター
を皮切りにスタートしています。五十鈴グループの競争力、組織力、人
財力、変革力等々の源泉、それがIOC活動です。

IOCは「五十鈴」の「組織」の「変革」活動ですので、イノベーショ
ンが仕事にちゃんと組み込まれているのかが重要です。「何を」「なぜ」
「どのように」「変えていく」のかをきちんと設定していないと活動は
細分化され、バラバラになってしまいます。

ここをきちんと設定させ、チェックとフォローを行っていくことが拠点
マネジメントには求められます。今回の組織改編で、センター長を設置
することになったのでセンター長がグループ戦略や部門戦略、拠点戦略
を踏まえたうえで、どのようにしていくのかを明示してもらいたいと思
います。

発表会そのものは、日常の活動をまとめて発表してくれればよく、でき
ていないことを無理にできたかのようにまとめたり、無理やりストーリ
ーを組み立てたりするようなことがあってはなりません。発表会の準備
プロセスではなく、発表会に至るまでの活動プロセスこそが重要なので
す。

五十鈴グループの、あるいは拠点やサービスセンター(SC)の中核的
価値が何なのかをきちんと認識し、人的資源を育成・開発し、組織構造
や体制がきちんと機能しているか、問題や課題の解決が迅速に意思決定
されて進めることができているかが何より重要なのです。

組織文化を含めてそういったことがきちんと醸成されているのかを確認
しています。発表が上手にできたかどうか、成果が出たか出ていないか
といったところだけがフォーカスされているように感じているかもしれ
ませんが、そんなことはありません。

昔に比べたら、発表会準備の負担は軽くなってきていると思っています
が、まだまだ発表準備のプロセスが重たいだろうと感じています。

定量的な成果があるのがもちろんいいのですが、それよりもどれぐらい
試行錯誤を繰り返しているか、どれだけ目指している方向に近づいてい
るのかをありのまま発表してくれればそれでよいのです。

今回のスチールサービス部門の体制変更は、多重構造を解消しシンプル
に簡素化させ、責任を明確化することで、何をすべきかフォーカスでき
るようにして、意思決定のスピードアップを狙っています。これにより
IOC活動もよりフラットに全員参画が進むことを期待しています。

活動も幅が広がり、難易度も上がってきていますが、部門戦略との連動
性も上がってきていますし、拠点間での連携も増えてきています。

どれぐらいシナジーが出せるようになってきているのか、課題は何があ
るのか、実現していくためにどのようなことが必要なのかを把握して、
グループCEOとして支援できる施策に反映していきたいと思います。


□■□■============================

【執行役員が伝えたいこと】_新川執行役員

     ――― 社員の幸せと企業の成長戦略 ―――
============================□■□■

先日、IMSでは、個人の「性格」と「心の幸福度(ウェルビーイング)」
を可視化できるサービスを全社員で受けてみました。

社員の性格傾向を分析することで、一人ひとりの個性や性格を踏まえて
のマネジメントや、その人財が活躍できる可能性の可視化にもつながる
ものです。

また、そこから自社の社風を判断し、どのような人財が自社にマッチす
るのかの基準作りを現在進めている最中で、採用活動において自社にマ
ッチした人の選考にもつながればと考えています。

このサービスを受けてみて、あらためて人の個性や違いについて考える
機会を得ましたが、多様性があるほうが面白そうだと感じられたり、考
え方やタイプの違いが新しい発想やイノベーションのきっかけになった
りすることも想像することができました。

「多様な人財を活かし、その能力が最大限発揮できる機会を提供しよう」
と言われ続けていることですが、スキルや経験だけではなく、自社の中
にも多様な個性や能力があることを再認識できたことは、大きな変化点
になりそうな気がしています。

また、「心の幸福度(ウェルビーイング)」の可視化ということでは、
定期的なサーベイの実施をスタートさせ、その結果から個人・チームの
メンタルコンディションや変遷を確認できるようにもし始めました。

これによって、個人の性格や心理状態といった見えなかったもの、ある
いは思い込みで判断しがちだったことを可視化して、状態を改善するた
めのアドバイスや、自律自走を支援するコミュニケーションにつながっ
ていけばと思っています。

最近、東京都が主催するライフ・ワーク・バランスEXPOにいき、い
くつかの講演やディスカッションを聞く機会がありました。

テーマの中心は、「社員の幸せと企業の成長戦略」でしたが、ほとんど
の場面で「心理的安全性」が組織づくりには欠かせない重要な要素とし
て語られていました。

メンバー一人ひとりがチームに対して気兼ねなく発言できる、自然体で
いられる環境・雰囲気のことですが、社員間の関係性やコミュニケーシ
ョンの質などに注目していくことが、エンゲージメントに大きく影響し
ていくということでした。

グループ全社で健康経営を進めているところですが、さらに視野を拡げ
て、満足した生活を送ることができている状態、幸福な状態、充実した
状態を意味するウェルビーイングについても、皆で取り組んでいけたら
と考えています。


*━■□━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

【五十鈴中央の現場から】_諫山社長

      ――― アンコンシャス・バイアス ―――
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━■□━*

私は、「日本人は根が真面目だから」「日本人はもともと勤勉だから」
というフレーズをよく耳にして育ってきた世代です。社会人になってか
らも残業、長時間労働についての議論をしているとしばしば耳にするの
が、こうした日本人元来の特質と今の日本人の仕事の仕方を結びつける
意見でした。「勤勉さ、愚直さといった日本人の強みを活かし・・・」
などとポジティブな形で言及される場合も多々ありました。

はたして、こうしたことは事実なのでしょうか。もし正しいのであれば、
残業是正をいくら呼びかけても、「長く働いたほうが日本人の性質に適
している」という話になってしまいかねません。

高度経済成長期のように、その勤勉さが「一人当たりのGDP世界第3
位」や「Made in Japan」などに象徴される世界経済に大
きなインパクトを与え、結果、成果に結びついていた時代であればわか
るのですが、そこから約50年、半世紀もの時が経った今ようやく、
「勤勉」というフレーズの概念が変わり始めています。

最近、働き方改革に関する講話やイベントの機会が増えて、私も参加し
ているのですが、人口ボーナス期と人口オーナス期における働き方の違
いについての解説を聴くと、いかに日本の働き方改革が世界に後れをと
っているかがよくわかります。

働いている時間と業績が連動した右肩上がりの時代から、働く時間は短
縮しているのに相反して業績が上がる時代へと世界の先進国が変革して
いっている中で、日本は悪しき習慣を引きずってなかなか変わり切れて
いない、という耳の痛い話ばかりです。

日本は、少子高齢化が進み1990年に人口オーナス期に入ったと言わ
れていますが、そこから30年以上経っており、世界の変革スピードに
国の政策も経営者の頭も追いついてないのが実態と言えます。

私自身も、恥ずかしながら過去の勤勉な日本人の価値観を引きずってい
るうちの一人かもしれません。いわゆるアンコンシャス・バイアス(無
意識の思い込み・偏見)による押しつけや決めつけがまだまだ職場の中
にはあると感じています。

バイアスがあることが悪いのではなく、それに気づかずに放ったらかし
になっていることが問題で、まずは職場にあるバイアスに気づく、あぶ
り出すことから始めていきたいと思います。

働き方改革が進んでいる企業は増えてきておりますが、その中には我々
と同じ中小の製造業もあります。どんなバイアスを、どんなふうに解決
していったのか、成功事例のベンチマークも含め、来期は思考と働き方
の刷新を具体的に進めていきたいと思っております。

来期の話の前に、今週から今期の締めくくりとして、経営会議とIOC
成果発表会がスタートしており、このメルマガが発行されるタイミング
はまさにその真っ只中だと思います。

五十鈴中央の今期の基本方針は「シン・シナジーの創造」です。異種・
異能・異質なヒト・企業・地域社会とのつながりや協業によるシナジー、
部門内や部門間の協業によるシナジーがどれだけ生まれたのか。

前年度までに蒔いてきたイノベーションの芽が、現時点でどんな茎や幹
に育てられているのかも含め、組織や人の成長度合いを確認できること
を楽しみにしています。そこでの確認を踏まえ、残りの1ヵ月でしっか
り来期の準備をしていきたいと思います。


●━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━●
 
┏ ■ Voice to Voice!
┃
┃ 皆さんのご意見・感想お待ちしています。
┃ たとえば「〇〇さんにコレについて書いて欲しい!」などの
┃ リクエスト、その他何でも言いたいコトはこちらへ!
┃
┃    ┏━━┓
┃    ┃\/┃  mailmaga@isz.co.jp
┃    ┗━━┛
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

────────────────────────────────
【次号のお知らせ】
 次号の五十鈴メルマガ〔No.1035〕は、2024年2月29日に配信
 いたします。
────────────────────────────────

☆★━編集後記━☆★━━━━━━━━━━━━━━━━━━━☆★☆

今週から五十鈴グループではIOC成果発表会が始まりましたが、これ
まで目指してきた中期計画や今年度のゴールにどこまで到達できたのか
が問われる一方で、携わってきた社員一人ひとり、チーム、組織全体の
成長度合を振り返るのも重要な観点だと思います。
そして来年度に向けての方向性や意気込みを伝えていくことがなにより
大切ではないかと思うところです。
今週は気温の寒暖差が激しく、天候もすぐれない日が続く一週間です。
体調管理にも気を遣って過ごしていきましょう。

                     (編集室/本間 靖啓)
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
◆メールマガジンバックナンバーのご利用は◆
https://a09.hm-f.jp/index.php?action=BN&gid=1&aid=81

◆メールマガジンの新規ご登録◆
当メルマガを転送でご覧いただいている方で正式に配信を希望される方
は、
https://a09.hm-f.jp/index.php?action=R1&a=81&g=1&f=1
の所定フォームにご記入の上、お申し込みください。

◆メールマガジンの配信停止◆
今後配信をご希望にならない場合は、大変お手数ですが、このメールに
ご返信いただき、配信停止の旨、お伝え下さい。

◆メールアドレスの変更◆
修正・変更の場合は、大変お手数ですが、このメールにご返信いただき、
修正・変更内容をお書き添えの上お送りください。

================================

 発行人:五十鈴株式会社 鈴木 勝
     (〒100-0005 東京都千代田区丸の内2-2-1 岸本ビル10階)
 編 集:株式会社アイ・コミュニケーションズ

 転載を希望する場合は編集室までご連絡下さい。
 mailmaga@isz.co.jp

==ISZ Mail Magazine =====================

 五十鈴メールマガジン ≡No.1034

======================= ISZ Mail Magazine