バックナンバー
五十鈴メールマガジン〔No.1037〕勉強しましょう
配信日時:2024/03/14 11:30
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━2024.03.14発行

                 五十鈴メールマガジン≡No.1037≡

==ISZ Mail Magazine =====================

 ◆                            ◆
◆◇◆     ┃今┃号┃の┃メ┃ル┃マ┃ガ┃は┃    ◆◇◆
 ◆                            ◆

             3月も半ばとなり、

         4月からの異動や組織変更などの

        準備で多忙な時期ではないでしょうか。

        一方で、今週は寒暖差、雨や強風など

        春特有の季節の厳しさに直面しています。

      万全の健康管理で何事にも臨んでいきましょう。

================================

☆No.1037 CONTENTS━━━━━━━━━━━━━━ ISZ Mail Magazine
┃
┃【CEOメッセージ】
┃ ■_勉強しましょう(鈴木勝CEO)
┃
┃【執行役員が伝えたいこと】
┃ ■_2024年度に向けて(黒田専務)
┃
┃【五十鈴ビジネスサポートの現場から】
┃ ■_最後のメルマガ「ありがとうございます」(判治社長)
┃
☆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━


◇◆◇◆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

【CEOメッセージ】_鈴木勝CEO

         ――― 勉強しましょう ―――
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━◇◆◇◆

2月のIOC成果発表会から出張、研修、昇格試験と怒涛の3週間を過
ごしました。これから3月末に向けて、来年度からのSS(スチールサ
ービス)部門の新体制発足に向けた準備や新入生の受け入れの準備、5
月から始まる拠点社員総会、6月のグループ社員総会と慌ただしく進ん
でいきます。

成果発表会は、これまで以上に外側を意識した活動が多かったように思
います。部門戦略やサステナビリティ推進体制と連動した活動も多くな
ってきており、拠点だけに留まらないさまざまな活動が横断的に、活発
に行われている印象を受けました。

来期に向けた準備を進めている中で、中々思い通りにならないこともあ
り、イライラしたりフラストレーションが溜まったりすることが多いの
ですが、社員の皆さんの今年度の活動が素晴らしかったので、グループ
のトップとして、諦めずにさらなる成長のために戦っていかねばならな
いとあらためて思いました。

今を取り巻く事業環境が不透明だという人が多いですが、2020年代
は環境変化の入口段階に過ぎず、2050年に向けて強烈な変化が起こ
ることはほぼはっきりしています。

そして、それは経産省や内閣府など国の調査資料や業界団体の統計資料、
金融機関のレポートなどを読めばおおよそどんなことが起こっていくの
かはわかるし、どうなるかわからないのは時間軸だけなのです。

おおよその方向さえわかっていれば、先を見通したときに何をしておか
ないといけないのか、どのように備えておかなければ生き残れないのか
はわかるはずです。

既存の延長線上で高いだの安いだの、これまでと比較してどうこう言う
のは足許しか見ておらず、VUCA(※)や不透明というパワーワード
の下で思考停止になり、短期的なことや今しか考えていないのです。

働き手はいなくなります。外国からは遊びに来ますが働きには来ません。
輸出は減少し、地産地消が進みますので自動車の生産は減ります。人口
減少に加え、MaaS(※)が増えれば効率化されますのでさらに減少
します。鉄鋼輸出は減り、内需減少でさらに落ち込んでいくのは確実で
す。

既得権益や下請け構造をそのままにして、永続することはできません。
これを動かそうとすると激しい抵抗があることはわかっていますが、先
延ばしにすればするほど、将来の生き残れる人たちの数が減り、より多
くの血が流れるだけです。

成長の芽を潰したり、改革の手を止めたりしてはなりません。ゲームの
ルールが変更されたのに、既存ルールの中に留まっていてもいけません。
プライド高く、知っているふりをしてもいけません。わからなくてもま
だ間に合いますから、プライドは捨てて一所懸命、一緒に勉強しましょ
う。

テクノロジーは進化しています。悲観的な状況を、テクノロジーを駆使
して痛みを和らげる、もっといい世の中に進化させていく、この部分の
成長を取り込んでいかないといけないのです。

 ※VUCA
  変動性・不確実性・複雑性・曖昧性の4つの英語の頭文字。先行き
  が不透明で、将来の予測が困難な状態のことを言う。

 ※MaaS(Mobility as a Service)
  いろいろな種類の交通サービスを、 需要に応じて利用できる一つの
  移動サービスに統合すること。


□■□■============================

【執行役員が伝えたいこと】_黒田専務

       ――― 2024年度に向けて ―――
============================□■□■

今期も残すところあと2週間余りとなりました。来期は今中期の最終年
度となります。今期の目指す目標観の達成に向けて、そして次期中期の
準備に向けて大事な一年となります。五十鈴グループ、各拠点の体制も
大きく変わり、新たな役割や課題が加わる人もいると思います。しっか
りと準備して来期に臨むようにしていきましょう。

また、この4月からはLOG業界でも以前から社会問題として叫ばれて
いた2024年問題がいよいよスタートします。一般的には働き方改革
法案による年間の残業時間960時間、月換算で80時間の制限が物流、
運送の業界でも適用されるというものですが、その他にもトラックドラ
イバーの改善基準告知により1日の拘束時間が15時間以内となり、1
4時間超も週2回以内にするように求められています。

さらに休息期間も9時間以上に延長されます。例えば前日午後7時まで
なんらかの事情で勤務した場合、翌日の出勤までに9時間以上を空けな
ければならず、翌朝は午前4時より前の早出出勤による輸送はできなく
なってしまいます。

ワーレックスでは昨年7月より一足早く2024年基準にて運用を開始
していますが、残業時間は特に問題ない範囲で推移していますが、拘束
時間や休息期間については過度の待機時間や加工の上り待ちがいまだに
あるのが現状で、想定外の道路の渋滞等含めて変更のやりくりに苦労す
ることも多く、翌日配車に影響等が出る場合など配車変更や輸送効率悪
化、最悪は運べなくなることなどにつながっており、2024年基準を
順守するのも今のままの状況ではなかなか容易ではありません。

拘束時間等を含めると、2024年問題は運送業者だけで解決できる問
題ではありません。今国会でも荷主に向けて待機時間の削減計画の策定
や荷主の「物流統括管理者」の選任を義務化するよう関連法の改正が検
討されております。荷主がその改正法案に対して違反や取り組みが不十
分だった場合は罰金や是正勧告を受けることになるようです。

そして、2024年問題は物流危機の始まりにすぎず、物流現場での人
手不足はこれから年を追うごとに深刻さを増し、2027年にはドライ
バーが24万人不足するとも言われており、今後安定的な輸送を継続す
るにはドライバーの労働環境改善はもとより、荷主を含めた物流の構造
や仕組み自体を変えていくことが重要となると思われます、今後もさら
なる荷主との連携、協働が必要となってくると思いますので、よろしく
お願いします。

話は変わりますが、私は執行役員とLG(ロジスティクス)部門各社の
社長をこの3月をもって降りることになりました。このメルマガには2
004年1月より20年間、今回を含め30回の投稿を行ってきました
が今回が最後の投稿になると思います。

長い間お世話になりました、誠にありがとうございました。


*━■□━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

【五十鈴ビジネスサポートの現場から】_判治社長

   ――― 最後のメルマガ「ありがとうございます」 ―――
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━■□━*

先日、大リーグ・ドジャースの大谷翔平選手(29)が自身のインスタ
グラムで結婚を発表しました。「いつも温かい応援をいただきありがと
うございます」と書き出した文章をアップ。

「新たなチームと新たな環境でのスタートとなりますが、2人(1匹も)
で力を合わせ支え合い、そしてファンの皆さまと共に歩んでいけたらと
思っております。まだまだ未熟な点も多々あるかと思いますが、温かく
見守っていただければ幸いです」とメッセージを寄せました。

大谷選手は控えめにマスコミにも釘を打つ形を取りましたね。野次馬的
な興味を捨て、彼が大リーガーとして新天地ドジャースで活躍されるこ
とを期待し関心を向けるほうがいいなと思いました。

さて、小生も3月末を持ちまして現職を退任退社し、新たな一歩を踏み
出します。ご支援いただきましたグループの皆さん、お取り引き先の皆
さんにしっ咤激励されながらの42年間、苦しい時期も多々ありました
が、総括としては、凄く楽しく良い経験と会社生活を送ることができ、
感謝いたします。

昭和、平成、令和と時代が進む中、世の中の変化は凄まじいものになっ
ていますね。そう思われている方、多いと思います。そういった世の中
の変化に五十鈴グループは先手を打って変革をしてきました。

正直に言えば私のような凡人は戸惑うことが多くついていくのが精一杯
でしたが、暇に感じたことは一切ありませんでした。多分ですが、多く
の方が同じ状態であったのだろうと思います。

でも、強いリーダーシップに魅せられて不安を感じることもなく、一緒
に働いている先輩たちを見て、只々ガムシャラに動き回るのが唯一の取
柄で対応力はあったと思います。

昨今は変化スピードが恐ろしいほどに速いので、先々を見据えた適応力
を各人が持つことが必要と考えています。

グループ全体の目標、方向性を理解した上で、外部情報を多角的に収集
し、各人が各々の役割を発揮して新たな価値創りに挑戦する組織変革を
常とし、これからも世の中に必要な存在であるよう続けてください。

三代目の時代は「伸びしろ」しかないので、皆さん成果出しで報いてい
きましょう。


●━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━●
 
┏ ■ Voice to Voice!
┃
┃ 皆さんのご意見・感想お待ちしています。
┃ たとえば「〇〇さんにコレについて書いて欲しい!」などの
┃ リクエスト、その他何でも言いたいコトはこちらへ!
┃
┃    ┏━━┓
┃    ┃\/┃  mailmaga@isz.co.jp
┃    ┗━━┛
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

────────────────────────────────
【次号のお知らせ】
 次号の五十鈴メルマガ〔No.1038〕は、2024年3月21日に配信
 いたします。
────────────────────────────────

☆★━編集後記━☆★━━━━━━━━━━━━━━━━━━━☆★☆

4月から新年度を迎えるにあたり、この3月で異動や退任などでお別れ
の場面も多くなります。そして、さまざまな思い出がよみがえり、寂し
さが募る時期です。
一方で、4月からの展開を見据えて期待や夢も膨らむ時期ではないでし
ょうか。
しかしながら、現実的に3月は忙しく、どのような感慨や夢を抱いても、
浸っている時間はそうそうないのもまた事実です。
そんな現実のなかで、怪我や事故・病気にならないようにすること、さ
らに一つひとつのことに集中して、一生懸命に物事を成し遂げていくこ
とが、課せられた責務だと感じている今日このごろです。

                     (編集室/本間 靖啓)
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
◆メールマガジンバックナンバーのご利用は◆
https://a09.hm-f.jp/index.php?action=BN&gid=1&aid=81

◆メールマガジンの新規ご登録◆
当メルマガを転送でご覧いただいている方で正式に配信を希望される方
は、
https://a09.hm-f.jp/index.php?action=R1&a=81&g=1&f=1
の所定フォームにご記入の上、お申し込みください。

◆メールマガジンの配信停止◆
今後配信をご希望にならない場合は、大変お手数ですが、このメールに
ご返信いただき、配信停止の旨、お伝え下さい。

◆メールアドレスの変更◆
修正・変更の場合は、大変お手数ですが、このメールにご返信いただき、
修正・変更内容をお書き添えの上お送りください。

================================

 発行人:五十鈴株式会社 鈴木 勝
     (〒100-0005 東京都千代田区丸の内2-2-1 岸本ビル10階)
 編 集:株式会社アイ・コミュニケーションズ

 転載を希望する場合は編集室までご連絡下さい。
 mailmaga@isz.co.jp

==ISZ Mail Magazine =====================

 五十鈴メールマガジン ≡No.1037

======================= ISZ Mail Magazine