バックナンバー
五十鈴メールマガジン〔No.510〕代表的日本人
配信日時:2013/09/27 13:25
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━2013.04.18発行

                 五十鈴メールマガジン ≡No.510≡

==ISZ Mail Magazine =====================

 ◆                            ◆
◆◇◆     ┃今┃号┃の┃メ┃ル┃マ┃ガ┃は┃    ◆◇◆
 ◆                            ◆
   
        インターネットで国外の情報を得たり

      海外旅行に行く機会も増え、グローバルな舞台で

      行動することが多くなったのではないでしょうか。

     そんな今だからこそ、日本人として大切にしたい教えを

       しっかりと学び直していきたいものです。

================================

☆No.510 CONTENTS━━━━━━━━━━━━━━ ISZ Mail Magazine
┃
┃【代表メッセージ】
┃ ■_代表的日本人
┃
┃【執行役員が伝えたいこと】
┃ ■_新年度になって(牛島常務)
┃
┃【五十鈴マネジメントサービスの現場から】
┃ ■_新年度を迎えて(新川社長)
┃
☆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━


◇◆◇◆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

【代表メッセージ】

          ――― 代表的日本人 ―――
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━◇◆◇◆

鈴木貴士です。

このほど、致知出版社から「いつか読んでみたかった日本の名著シリー
ズ」というものが出版されました。全6巻で、
1.『学問のすすめ・福沢諭吉』
2.『武士道・新渡戸稲造』
3.『西郷南洲遺訓』
4.『代表的日本人・内村鑑三』
5.『五輪書・宮本武蔵』
6.『歎異抄』
となっていますが、面白いことに、それぞれの表紙に「全文をとことん
読みやすくしました! ○○○分で読めます(20代30代10人平均
値)」と書いてあるのです。

例えば、『学問のすすめ』は148分、『五輪書』は76分、『代表的
日本人』は153分と明示してあります。

私は1、2、3、6は読んだことがありましたが、『代表的日本人』と
『五輪書』は読んだことがありませんでした。『五輪書』は76分なの
ですぐに読んでしまいましたが、宮本武蔵が書いた兵法の本で「実践体
験に基づく必殺剣法」のノウハウ本と言っていいでしょう。

『代表的日本人』については、恥ずかしながら知りませんでした。内村
鑑三は知っていましたし、『余は如何にして基督信徒となりし乎』とい
う著書は知っていました。

しかし、今度この『代表的日本人』を読んで驚きました。なんと英語で
書かれていたのですね。今から百年ほど前、日本の知識人が、日本の文
化や精神を「英語で」西欧に紹介した代表作が『武士道』、岡倉天心の
『茶の本』とこの『代表的日本人』なのです。

それでは、誰が書かれているかといえば、西郷隆盛(新しい日本の創設
者)、上杉鷹山(封建藩主)、二宮尊徳(農民聖者)、中江藤樹(村の
先生)、日蓮上人(仏教僧侶)の五人です。

その生涯や内面や精神を紹介するべく、欧米人に分かりやすいように、
聖書を引用したり、欧米の歴史的人物を引き合いにしたりしています。

江戸末期から明治時代にかけての西郷から始まり、鎌倉時代の日蓮上人
へと時代を遡っていますから、仏教、儒教などの東洋思想が共通して見
られますが、著者がキリスト教徒だけに日本にもキリスト教的要素があ
ったことを示そうとしていることが伺えます。

たとえば、「聖書の教えが西洋からもたらされる前から、この国は『和
の道』を知っていました。独自の『人の道』を実践していました。」と
いう一説はそれを象徴的に物語っています。

また彼は、アーモスト大学で回心した25歳の時、「わが墓に刻まれる
べきことば」として、愛用の聖書の見返しにこう書き込んでいます。

「I for Japan;Japan for the World
;The World for Christ;And All fo
r God.」(われは日本のために、日本は世界のために、世界はキ
リストのために、そして万物は神のために)。そして彼の墓碑には、そ
の通りの言葉が刻まれています。

鎖国を解いてわずか50年ほどで、日清戦争、日露戦争に勝ち列強国に
並んだ極東の島国に対し、欧米諸国が驚愕し、「一体どういう国で、ど
ういう人々なのか?」という疑問に対して、積極的、かつ明確に応えた
ものが、上述の英語で書かれた3著作だと思います。

しかし、皮肉なことに、日本人は先の戦争に負けてから特にこれらの書
物を積極的に読むことがなくなりました。だからこそ、今、まさにこれ
らの書物を読み、我々自身がグローバル化している日本、及び日本人の
原点を知り、世界に発信していかなければなりません。さらに「日本の
名著」を読み、理解することによって、日本人のアイデンティティを見
つめ直さなければならないと思いました。


□■□■========================================================

【執行役員が伝えたいこと】_牛島常務

        ――― 新年度になって ―――
========================================================□■□■

新年度がスタートして2週間が過ぎました。アベノミクスの影響で、世
の中の景気は全体的かつムード的に良くなっています。

太田SCの近くに有名なうなぎ屋があります。2年前の震災前は昼でも
予約しないと入れない程の盛況でした。

しかし、震災後の景気の停滞とその後に環境省は漁獲量が激減している
ニホンウナギを新たに絶滅危惧種に指定し、仕入価格の高騰でやむなく
値上げをしたうなぎ屋が続出しました。

このうなぎ屋も5割の値上げをしました。当然ですが、しばらくすると
昼のお客さまが殆ど来なくなってしまい、車で店の前を通っても50台
ある店の駐車場に5台程度の車しかなく、店はガラガラになってしまい
ました。

ところが今年の3月になり、暖かくなってくるのと同時に昼に駐車して
いる車の台数が増えてきました。4月になって久しぶりにうなぎ屋に行
きましたが、満席で席に着くのに待たされました。

我々が席に着いた後もお客さまが次々に入ってきて、駐車場も一杯にな
っていました。ただ、今回は以前より比較的年配のお客さまが増えてい
るようにみえました。

なかなか普通の人が、5割も値上がりしたうな重を食べるのは勇気がい
ります。我々の隣に座った年配の方はうな重の上を頼んでいましたが、
「申し訳ありません。売切れです」と店員に言われていました。

この店は震災・値上げ前は、うなぎをお客さまの入りを見込んで待たせ
ないように焼いていたので、注文してから比較的待たずにうな重が出て
きました。しかしお客さまが少なくなってからは、注文を受けてから焼
くようにしたらしく、時間がかかっていました。

今回は急にお客さまの数が増えたので焼くのが間に合わず、うな重が出
るまでどこの席のお客さまもいつもより待たされていました。状況が急
変したにも関わらず、店側はそれに対応し切れていませんでした。

今の五十鈴関東はまだお客さまの少ない状態ですが、今後急に仕事が増
えてきてもしっかりと対応できるように、今からもっと経営的に工夫し、
いろいろな手を打っておかなくてはなりません。近隣のリアルケースを
他山の石として取り組んでいきます。


*━■□━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

【五十鈴マネジメントサービスの現場から】_新川社長

        ――― 新年度を迎えて ―――
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━■□━*

4月は、入社式、IOCキックオフ、IVCのキャリアミーティングに
決算が重なる慌ただしい月ですが、主要な法改正が行われる重要な月で
もあります。

「4月からこう変わる」というようなニュースもありましたが、法令改
正された主要なものを挙げると、
○公的年金の支給開始年齢引き上げ
○国民年金保険料の引き上げ
○60歳超の雇用継続
○有期労働者の無期雇用への転換
○障害者の法定雇用率の引き上げ
○自賠責保険料の値上げ
○使用済み小型家電のリサイクル
○企業向け減税・贈与税改正等の税制改正
などがあり、中小企業金融円滑化法の失効もありました。

IMSでは、こういった法改正の情報を把握しながら、会社の規程や制
度を見直し、企業運営の健全性を確保していくことも役割として担って
いますが、このような法制度の変化はもちろん、環境変化に敏感に反応
・適応していくことが必要だと思っています。

IMSとしては、この「変化への適応力」を養っていきながら、中期戦
略の2年目となる今期は、基本方針に「徹底的な価値の追求」を掲げま
した。「昨日の価値は、今日の価値と違っている」ということを強く意
識しながら、サービス価値・人財価値・企業価値を高めていくことに、
こだわり、全力を注いでいきます。

この方針に基づいて、先日IOCのキックオフを行いました。中期の変
革目標である「経営サービステクノロジー協創による事業の開発と拡大」
に向けて、チーム変革目標の設定から成功の鍵の明確化、リソース(H
R・BR)と具体策の洗い出し、実行計画の策定まで行っています。1
年目の活動で、方向性と自分たちの活動に自信を持ち始めたこともあり、
この段階での具体性やゴールまでの道筋が見えるようになってきました。

新たな価値の創造に向けて、今年も「All As One」でやってい
きます。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 

 
┏ ■ Voice to Voice!
┃
┃ 皆さんのご意見・感想お待ちしています。
┃ たとえば「〇〇さんにコレについて書いて欲しい!」などの
┃ リクエスト、その他何でも言いたいコトはこちらへ!
┃
┃    ┏━━┓
┃    ┃\/┃  mailmaga@isz.co.jp
┃    ┗━━┛
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

────────────────────────────────
【次号のお知らせ】
 次号の五十鈴メルマガ〔No.511〕は、2013年4月25日に配信
 いたします。
────────────────────────────────

☆★━編集後記━☆★━━━━━━━━━━━━━━━━━━━☆★☆

1世紀も前に、日本人として西洋に赴き、日本の伝統や素晴らしさを発
信していた偉大な先達がいたことは学生時代にも学びましたが、今回の
代表の原稿を読んで、あらためて偉人の教えを理解し学ぶことが必要だ
と感じました。海外で活躍する日本人が多い現代ですが、日本人として
大切にしたい精神をもって臨むことによって、異郷に身を置いた際にも
自己への勇気づけや自信に繋がるのではないかと思います。

                      (編集室/本間靖啓)
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
◆メールマガジンバックナンバーのご利用は◆
http://e8.wingmailer.com/wingmailer/backnumber.cgi?id=E647

◆メールマガジンの新規ご登録◆
当メルマガを転送でご覧いただいている方で正式に配信を希望される方
は、
http://www.isz.co.jp/ml/form_group.html
の所定フォームにご記入の上、お申し込みください。

◆メールマガジンの配信停止◆
今後配信をご希望にならない場合は、大変お手数ですが、このメールに
ご返信いただき、配信停止の旨、お伝え下さい。

◆メールアドレスの変更◆
修正・変更の場合は、大変お手数ですが、このメールにご返信いただき、
修正・変更内容をお書き添えの上お送りください。

================================

 発行人:五十鈴株式会社 鈴木貴士
     (〒100-0005 東京都千代田区丸の内2-2-1 岸本ビル10階)
 編 集:株式会社アイ・コミュニケーションズ

 転載を希望する場合は編集室までご連絡下さい。
 mailmaga@isz.co.jp

==ISZ Mail Magazine =====================

 五十鈴メールマガジン ≡No.510≡

======================= ISZ Mail Magazine