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五十鈴メールマガジン〔No.521〕うそいうな ものほしがるな だらけるな
配信日時:2013/09/27 15:15
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━2013.07.11発行

                 五十鈴メールマガジン ≡No.521≡

==ISZ Mail Magazine =====================

 ◆                            ◆
◆◇◆     ┃今┃号┃の┃メ┃ル┃マ┃ガ┃は┃    ◆◇◆
 ◆                            ◆
    
        いよいよ夏が本格的になってきましたね。

         皆さま夏の予定はお決まりですか?

        旅行にレジャー。行く当日はもちろん、

     思案巡らす計画段階も、たのしみではないでしょうか。

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☆No.521 CONTENTS━━━━━━━━━━━━━━ ISZ Mail Magazine
┃
┃【代表メッセージ】
┃ ■_うそいうな ものほしがるな だらけるな
┃
┃【執行役員が伝えたいこと】
┃ ■_昨年の今頃(牛島常務)
┃
┃【NS九州スチールサービスの現場から】
┃ ■_基本を大事に(一倉社長)
┃
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◇◆◇◆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

【代表メッセージ】

  ――― うそいうな ものほしがるな だらけるな ―――
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━◇◆◇◆

鈴木貴士です。

参議院選挙が始まりした。我々は有権者として、どういう投票行動をと
ればいいのでしょうか? 政策本位でとか、政党の主張でとかいいます
が、やはり、その人物をどう見極めるかということだと思います。

タイトルの言葉は橘曙覧(たちばなの・あけみ)という人が57歳で生
涯を閉じる時、子供たちに残した遺言です。本来は「うそいうな もの
ほしがるな からだだわるな」ですが、分かりやすく今の言葉に代えて
みました。

政治家は嘘をついてはなりません。賄賂など、ものを欲しがってはなり
ません。官僚の言いなりになって怠けてはいけません。というような観
点で候補者の人物評価をすればいいかもしれませんね。

さて、橘曙覧は『独楽吟』という、「たのしみは」で始まる五十二首の
短歌集等で、近代歌壇の先駆者と言われていますが、最近彼を有名にし
たのはなんと、ビル・クリントンです。

平成6年、天皇皇后両陛下を国賓として迎えたクリントン大統領が、ホ
ワイトハウスの歓迎式典のスピーチで取り上げたのが『独楽吟』の一首
だったのです。

「たのしみは 朝おきいでて 昨日まで 無かりし花の 咲ける見る時」
(私の楽しみは、朝起きた時に昨日までは見ることがなかった花が咲い
ているのを見る時である)。クリントン大統領はこの歌を通して、日本
人の心の豊かさを賞賛しました。

「たのしみは」で始まる『独楽吟』の存在も、日常のありふれた出来事
を楽しいと感じる感性とする日本人の謙虚さのようなものも忘れていた
現代の日本人は、一種の恥ずかしさを感じたのではないでしょうか。

豊かさに満ち満ちている現代において、我々はいつも不平不満を抱えて
います。しかし、どんな苦境にあっても楽しみを求める感性があれば、
人生はまさに「楽しみ」に満ちていることを発見できるのです。

選挙では、各党、各候補者が我々にとって甘い言葉を並べたてます。し
かし、政治家に何かしてもらうのを期待しても、また、生活が豊かにな
っても幸せにはなれません。

「たのしみは 妻子(めこ)むつまじく うちつどひ 頭(かしら)な
らべて 物をくふ時」、「たのしみは まれに魚煮て 児等(こら)皆
が うましうましと いひて食ふ時」。これらの歌は、貧しい中でも家
族が仲睦まじく食事をしたり、滅多に食べることができない魚を子供た
ちが「おいしいおいしい」と喜んでいる様が詠まれています。

こういう状態になれる生態系にしてもらえるような政治を実現してもら
いたのですが、豊かすぎて仲が悪くなったり、飽食の時代になって糖尿
病患者が増えたり、何をされても感謝の念を持たなかったり、そういう
意味では、やはり「教育改革」とくに「道徳」とか「人間学」を徹底す
ることが求められます。

『独楽吟』をアメリカの大統領に教えてもらうのではなく、日本人自ら
が持つ、先人達の有難い話をもっと勉強できるようになるといいと思い
ますし、いいと思うことはすぐに実行することが重要です。挨拶や礼儀
作法等はすぐできますね。

人は不都合なことがあると、他人のせい、社会のせい、政治のせいにし
たがります。しかし、そういうことではなく、外ではなく内に求めるこ
とで、自分を深く見つめ、自分の意識を前向きなものに変えていくこと
が幸せの出発点だと思います。

「苦楽同体」という言葉があります。社歌の「艱難辛苦乗り越えて・・
・」という言葉もあります。Will Challenge! 今年も
一年全力投球をして、幸せを自ら掴みましょう! 人生、そこに楽しみ
があるのです。


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【執行役員が伝えたいこと】_牛島常務

         ――― 昨年の今頃 ―――
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今年も関東地区は5月29日に梅雨入りして7月6日に梅雨明けし、暑
い夏になりました。昨年の今頃は私の住んでいるところのベランダ側に
老人介護施設が建設されるので、住民の有志で反対運動が始まった頃で
した。

今回建設された施設の場所は、以前マンションの住民の駐車場として地
主にお願いして使用していた場所でしたが、近年駐車場の利用者が減り
今回の施設が建設されることとなってしまいました。

その施設が完成すると、ベランダ側からは施設の壁しか見えない世帯が
10世帯くらいあり、その世帯にとってはかなり深刻な問題になること
が予想されました。そして今年の6月末に完成して7月よりこの施設へ
の入居が始まります。

週に1回の反対運動には私も2回目から参加しました。全80世帯のマ
ンションですが、10から15世帯の方が参加していろいろ意見が出ま
した。

最初の頃は施工主や建設会社との話し合いもありましたが、結果的には
建築は住民の日照や景観などを無視した自分たちの最大のメリットしか
考えずに進んでいきました。

有志側も具体的な活動についてはなかなか決まらず、実施したのは、近
隣へのビラの配布や横断幕・のぼり旗を作って敷地内に立てた程度でし
たが、それでも工事は当初3月完成が6月に遅れました。

自分たちもいつかはこのような施設にお世話になるのだと分かっていて
も、目の前に建ってしまうことで自分の家の資産価値が下がるのはどう
かとか、周りの環境や夜の騒音が心配とかいろいろな心配事が上げられ
ます。

反対にもう高齢者のマンションの住民や高齢者と同居している世帯は、
向かい側に施設ができたので入居を考えている方もいました。

結局自分たちに降りかかる問題でもそれぞれの世帯の状況によって考え
方が違うので、今回のような自分たちの資産に直接大きな影響を与える
問題でもなかなか1つになってまとまることは難しいということがよく
分かりました。


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【NS九州スチールサービスの現場から】_一倉社長

         ――― 基本を大事に ―――
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九州地区も先週梅雨明けし、今週に入り連日暑い日が続いています。梅
雨明け前の一週間ぐらいは、梅雨末期特有の集中豪雨で、道路での車の
水没や鉄道ダイヤの乱れなど九州北部でも被害が出ていました。

NS九州でも敷地の排水が間に合わず、事務所棟に一部浸水という事態
になりました。しかし、社員全員で排水作業をしてサーバーなど大事な
機器を濡らすことなく済み安堵しました。

最近各地での大雨がゲリラ豪雨という言葉で表現されていますが、今ま
での自分たちが思っている大雨と比べ物にならない豪雨になることがあ
るので油断禁物です。

6月の四半期決算も終わり、1/四期の結果が出ましたが、滑り出しと
しては悪くはないと思います。NS九州は、トヨタ九州の生産量に左右
されることが多いですが、今期トヨタ九州は30万台/年生産の計画を
期初に立ててますが、毎月発表される3ヵ月内示を見ていると少しずつ
組み立て台数は増加しています。関係箇所を廻ってみても雰囲気はいい
ように感じられこのまま進んでいくことを願います。

しかし、トヨタ九州だけに頼っているわけにはいきません。昨年よりグ
ループの協力を得て進めている拡販案件や、株主であるメタルワンさま
・日鐵商事さまとの取り組みもいくつか芽を出してきている案件がある
ので、自動車が好調なうちにこれらを軌道に乗せたいと思います。

NS九州も今期稼働5年目に入り、工場の人員も五十鈴からの出向者よ
り地元採用の人たちのほうが多くなり、五十鈴の研修を受け業務に取り
組んでいます。来年には、工場長以外は地元の人になる予定です。

ゲリラ豪雨ではありませんが、今までの常識では考えられないことが起
こることも予想される世の中なので、油断禁物で基本を大事に組織を育
てています。


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 ◇◇◇NEW!今週の五十鈴グループホームページ更新情報◇◇◇ 
―――――――――――――――――――――――――――――――― 
今週、新たに五十鈴グループホームページに掲載しましたニュース記事 
は以下の内容です。ぜひご確認ください。 

◆ニュースリリース 

2013.07.05 「五十鈴グループ社員総会ダイジェスト」更新 
           →http://www.isz.co.jp/company/ideamanagement01.html

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【次号のお知らせ】
 次号の五十鈴メルマガ〔No.522〕は、2013年7月18日に配信
 いたします。
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☆★━編集後記━☆★━━━━━━━━━━━━━━━━━━━☆★☆

今号の代表メッセージを読み、自分が生まれた日本、そして今の情勢や
所属する組織などについて関心を持っていくことの大切さについて改め
て認識したのと同時に、日々無事に毎日を送れることの有難さに感謝し
なければと痛感しました。その上で、自分自身が身を置く環境にどのよ
うに働きかけていく、あるいは関わっていく自分でありたいのかという
ことを、大事にしていきたいと思いました。

                     (編集室/野々村悠希)
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 発行人:五十鈴株式会社 鈴木貴士
     (〒100-0005 東京都千代田区丸の内2-2-1 岸本ビル10階)
 編 集:株式会社アイ・コミュニケーションズ

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