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五十鈴メールマガジン〔No.522〕真夏の夜の夢
配信日時:2013/09/27 15:15
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━2013.07.18発行

                 五十鈴メールマガジン ≡No.522≡

==ISZ Mail Magazine =====================

 ◆                            ◆
◆◇◆     ┃今┃号┃の┃メ┃ル┃マ┃ガ┃は┃    ◆◇◆
 ◆                            ◆
    
           夏真っ盛りとなりました。

        暑い季節ですが、暑さでポーっとして

        ミスや事故を起こさないよう何事にも

         真剣に向き合っていきましょう。

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☆No.522 CONTENTS━━━━━━━━━━━━━━ ISZ Mail Magazine
┃
┃【代表メッセージ】
┃ ■_真夏の夜の夢
┃
┃【執行役員が伝えたいこと】
┃ ■_折れない心~視点を変える知恵(山田常務)
┃
┃【ワーレックスの現場から】
┃ ■_七人の侍(三谷社長)
┃
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◇◆◇◆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

【代表メッセージ】

         ――― 真夏の夜の夢 ―――
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鈴木貴士です。

なにやら、初期のシェークスピアの喜劇か、はたまたユーミンの名曲か、
みなさんはこのタイトルで何をイメージしますか? 昔、私は夏休みの
英語の勉強でシェークスピアはこれなら簡単と和訳に挑戦し、すぐに挫
折しましたが、ユーミンのほうは「骨までとけるような、テキーラみた
いなキスをして~」などとすぐに歌詞が出てくるくらい、カラオケで歌
いまくりました。

ということで、やはり勉強よりも歌舞音曲のほうが私は好きだったよう
です。しかし、今回何が言いたいかというと、去年までのあの電力のシ
ビアーさ、取り分け節電に対することはどこへ行ってしまったのでしょ
う。まるで「真夏の夜の夢」のように、激しかったものが今年は誰も何
にも言いません。

この猛暑の話ばかりが報道されますが、電力が足りるとか足りないとか
という話は全く出てきません。震災当初は計画停電があったり、昨年は
皆で徹底的に節電しないと夏を乗り切れないようなムードで、毎日の電
力量の余力の予想や実体が逐一報道されていました。

まったく喉もと過ぎれば熱さを忘れるとはこのことで、何か意図的なも
のがあった、あるいはあるのではないかと勘繰ってしまいます。もちろ
ん、原発の再稼動をしたほうが私はいいと思っていますが、これだけ原
発が止まっていても何とかなるということなら、普通の考えではリスク
のある原発を再稼動させなくてもいけるじゃないかという風潮になりま
すね。

どうも震災で狼狽した時に色んなことをしてしまって、事実や現実が入
り乱れてしまったと私は思うのです。あと、専門家や権威者がまったく
機能しないというか、そういう使い方をされているというか、あてにな
りません。

例えば、福島原発で大混乱している時に震源地に一番近い女川原発はビ
クともしなかったとか、広島、長崎では除染はされなかったとか、被爆
者といわれる人々の平均寿命が長いとか、今回、放射能で亡くなった人
はいないとか、こういう話はできないムードです。

誰もが原発は危険だと思っているときに、「浜岡原発を止める」と菅総
理が命令した時には多くの国民は賛同し、私でさえ「やむなし」と思い
ましたが、冷静になって考えてみると、あれからすべての原発を止めざ
るを得なくなりました。

太陽光とか自然エネルギーとかいいますが、そのようなきれいごとでエ
ネルギー政策の根本問題が解決するはずも無く、一番自然に優しいはず
の原発が一気に大悪役になり、CO2の問題は全くなかったかのように、
火力発電に頼るという、それまでの研究や成果は何だったのかと思いま
す。

活断層の問題だって、日本自体が調べるまでも無く、地震と同居するよ
うな国なのですから徹底的に調べれば危険に決まっています。そういう
リスクを踏まえて、ある程度の安全性を確保したということで各地の原
発は造られたはずです。

反対意見を戦わせずに、そのときのムードや風潮で物事が決まっていく
のは夢の中で何かが起きているのと同じことだと思うのです。トルコの
首相が言ったように、飛行機は必ず落ちるのに飛行機に乗らない人はい
ないという理屈も理屈です。

ともかく、自分の頭で何でも良く考えて、腑に落ちないことは自分で調
べて納得するという癖を付けないとマスコミの報道だけでは何にも分か
りません。参議院選挙も日曜日です。しっかりした自分の意見を持って、
選挙に必ず行きましょう!


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【執行役員が伝えたいこと】_山田常務

     ――― 折れない心~視点を変える知恵 ―――
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季節は夏本番を迎え、猛暑の日が続いています。工場内の体感温度は部
分的には40度以上となり、熱中症対策を万全に取る必要があります。
また事務所内との温度差は10度以上となり、いずれの職場においても、
「自己管理」と「顔色を注意し合う気遣い」で、十分な健康管理に努め
るようにしましょう。

さて、週末には参院選投票を控え世間ではどの政党も必死の訴えを繰り
返しています。

そんな中、政治に関して「関心のある若者」「全く無関心な若者」と様
々ですが、後者の無関心層の若者曰く、その理由について「未来に希望
が持てない」という諦めの心が大きく左右していることが分かりました。 

すなわち、「努力=結果」ではなく「努力しても報われないから心が折
れてしまう」という若者層が非常に多いという現実。ある意味、心の病
とも言えるかもしれません。

人間は苦難に直面すると、心と体が大きく変化し「fight-or-
flight response」すなわち、「戦うか逃げるか反応」
が起こります。

この反応が起こると交感神経が緊張し、心臓から筋肉に大量の血液が送
り込まれ、その結果、心拍数が上昇して血圧が上昇し全身の筋肉に力が
みなぎります。

こうして最初の段階を無我夢中で乗り切り、ホッと一息つくと、今度は
「辛い」「悲しい」という感情が湧き起り、将来に不安を感じ不眠に陥
ったり、ストレスを感じて再び緊張に襲われるという、いくつかのプロ
セスを経験していきます。 

ここで大切なことは、苦難に直面したときの反応にはこれらの「ステッ
プがある」と自覚することです。このステップを無事にやり過ごした後
は、過剰に負担をかけた心と体を休める必要があります。

疲れ果てた心をいかに癒し、酷使した心臓や血管、筋肉をいかに休める
か? それは苦難を乗り切るうえで大変大きな課題となってくるのです。

そして心をケアする方法について、まずお茶を飲み一息入れてから考え
るようにします。単純なようですが、実はこれがとても良い方法なので
す。 

なぜなら「ちょっとお茶でも飲もう」と思った時点で、自分自身と距離
を置き、客観的にものを見る余裕が生まれるからです。

この「客観性」を持つことで「視点を変える」ことになり「折れない心」
を保つことが出来るようになります。例えば「場所を変える」「人に相
談する」など「別の視点」をもらうことで解決のヒントを得られるので
はないかと思います。

「自分はなんて不幸なんだ」と思い込んでいても、「他人」の視点から
自分を俯瞰してみることでその本質を見出すことが出来、状況に応じて
「視点を変える」ための引き出しを自分の中にたくさん持つことで、解
決の選択肢を増やしていくことが出来るようになるからです。 

そして、苦難に直面した時こそ「これはチャンスだ!」と考えれば、自
分の中の思わぬ力に気づき最大限の力を発揮し、心が折れるどころか苦
難を楽しむ余裕を持って何事にも取り組む体勢が整ってくるのです。 

耐えがたい苦しみに押し流されそうなときは、空から自分を見下ろして
みると、経験の分だけ知恵の引き出しが増え、苦難を賢く乗り越えてい
けるのだと思います。このことは、直近行った各SCで数人の社員と面
談した際に強く感じました。

いずれにせよ、間もなくある参院選は、私たち一人ひとりの国民の権利
と義務を果たすべく、投票しましょう。

それも「視点を変える」ための一歩に繋がっていくことと確信します。


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【ワーレックスの現場から】_三谷社長

          ――― 七人の侍 ―――
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今年の五十鈴社員総会ではMOSHDさまへの貢献が評価され、代表特
別賞を頂き有難うございました。旧五十鈴運輸の社員はもとより、鈴康
運送、日出運送(MSS)の皆さんが会社も違い生い立ちも違う中、ま
た右も左も分からない中、ひとつになりワーレックスを信じてついてき
てくれたことに感謝いたします。

今は社員総会のCMで発表した通り、変わるを変える・皆さまの変わり
たいを変えるお手伝いをすべく、段取りを整えている最中です。
 
私たちはCMの通り、いろいろな人の集まりですが、それぞれが個性を
120%引き出すことにより、自分の活躍できるフィールドを自ら見つ
け出し能力発揮し、自分の居場所を自分でつくっていく。そしてソリュ
ーション人財に生まれ変わり、気分良く働ける会社になれたらと思って
おります。

皆さまも観られたと思いますが、昔『七人の侍』という映画がありまし
た。黒澤監督がメガホンを取り、主演がときの国際スターの三船敏郎で
した。若い人にはタレントの娘さんのほうが馴染みがあると思います。

話は、荒れた戦国の世で農民が野武士に村を襲われ困っていたところを
一人の侍が現れ助けるというストーリーですが、痛快で人情的でモノク
ロの画面の一つひとつが絵になっており見応えがあります。

この映画は個人の力が弱くても強力なリーダーシップのもと、それぞれ
の個性ある人材を集めて力を合わせ能力発揮すれば、悪党をやっつけら
れるといった話です。

確かに村を守ると約束した侍は腹心、参謀、剣の達人を集めます。残り
3人が変わっています。強い人間ばかりではなく、腕はいまいちだが場
を和ませ苦しい時に重宝する浪人、元は農民という型破りな男、そして
頼りない若者。出身や経歴にこだわらず、あえて多様な人材を抱える。

意外と見落としてはいけないのが役にたちそうにない若者の役割です。
集団が力を発揮するのはもっとも非力な仲間を皆で育て、共同体を未来
につなごうとするときであると言われています。

母性本能に似ているのかも知れません。今回の社員総会では若者が活躍
してくれました。CM撮影には老いも若きも皆協力してくれ、すばらし
いものが出来上がりました。

新しいものを皆でつくるという気概に燃えています。ワーレックスもい
つの間にか『七人の侍』に似たような会社になりつつあります。研修や
総会、マネジャー会議、懇親会などを催していると特にそう感じます。

教え込まれた金太郎飴の均質な集団は想定外の事態に対応できません。
出世争いの弱肉強食だけでは内部でつぶし合いを招きます。多様な資質
が強さを生むのです。ハイテン材もいろいろな異元素を混ぜ合わせるか
ら強くなります。

また育児、病、介護などそれぞれ制約のある人も多い。「パートさん、
嘱託、障害者、いろいろな人が元気・笑顔・素直で働ける職場とし、若
者の発想、シニアの知恵、子育て社員の視野の広さを仕事に活かし、社
内の資源とし、本当の人財となって会社に貢献してほしい」と220人
の社員に社員総会で会い、つくづくそう思いました。


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 ◇◇◇NEW!今週の五十鈴グループホームページ更新情報◇◇◇ 
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今週、新たに五十鈴グループホームページに掲載しましたニュース記事 
は以下の内容です。ぜひご確認ください。 

◆ニュースリリース 

2013.07.18 「小山サービスセンター・五十鈴倉庫において、
            中国鉄鋼流通企業による見学会実施」
            →http://www.isz.co.jp/news/2013/0718_000170.html

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【次号のお知らせ】
 次号の五十鈴メルマガ〔No.523〕は、2013年7月25日に配信
 いたします。
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☆★━編集後記━☆★━━━━━━━━━━━━━━━━━━━☆★☆

夏の暑い時期には、集中しないとミスや事故に繋がり、取り返しのつか
ないことになりかねません。集中して仕事に取り組める環境をつくり、
真剣に物事に向き合うことがいつにも増して求められる時期と言えます。
今週末は、3年に一度の参議院選挙が行われます。今後の政治の行方を
左右する選挙です。情報を取って自分なりの考えを持ち投票に行きまし
ょう。
                      (編集室/本間靖啓)
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 発行人:五十鈴株式会社 鈴木貴士
     (〒100-0005 東京都千代田区丸の内2-2-1 岸本ビル10階)
 編 集:株式会社アイ・コミュニケーションズ

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