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五十鈴メールマガジン〔No.525〕終戦のエンペラー
配信日時:2013/09/27 15:20
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━2013.08.08発行

                 五十鈴メールマガジン ≡No.525≡

==ISZ Mail Magazine =====================

 ◆                            ◆
◆◇◆     ┃今┃号┃の┃メ┃ル┃マ┃ガ┃は┃    ◆◇◆
 ◆                            ◆
   
        ここのところ猛烈な暑さが続きます。

         体調を崩さないよう、何事にも

      休憩をとりながら臨んでいくことが大事です。

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☆No.525 CONTENTS━━━━━━━━━━━━━━ ISZ Mail Magazine
┃
┃【代表メッセージ】
┃ ■_終戦のエンペラー
┃
┃【執行役員が伝えたいこと】
┃ ■_季節を感じながらも(岩織常務)
┃
┃【アイ・コミュニケーションズの現場から】
┃ ■_「魅せる清掃」物語(臼井社長)
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◇◆◇◆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

【代表メッセージ】

         ――― 終戦のエンペラー ―――
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鈴木貴士です。

日曜日、最近太り気味の身体を締めるべく、ジムのトレーナーを予約し
ておりました。朝、「今日の予定は?」と魔女が聞くので、「ジムに行
くよ!」と言うと、「エエーッツ!」と珍しく嫌な顔をするので、「何
かやりたいことでもあるの?」と聞くと、「たまには、映画でも行きた
いと思って、あなた『終戦のエンペラー』観たいと言っていなかった?」
と言うので、それならジムの後に行こうということになり、携帯電話か
ら予約を取ったのですが、いつもと違う映画館で予約の要領を得ず、何
回もやり直しとなり30分もかかってしまいました。

その間、観たいテレビもあったのに慣れないことをすると疲れますね。
まあ、ともかくやっとのことで予約をして、私はジムに行き、筋トレ、
水泳、パーソナルストレッチとフルメニューをこなし、その後映画館で
首尾よくチケットを受け取ったところで魔女が登場し、映画を鑑賞しま
した。

映画の感想はやはりハリウッドが作った作品ですね。どうしてもラブス
トーリーを入れたがる。舞台回しがアメリカの軍人と日本人の留学生の
恋した二人になっているので、メンタリティがそうした方向になってし
まう。しかし、西田敏行、故夏八木勲、中村雅俊をはじめとする日本人
俳優は英語も含め頑張っていましたね。

私は昭和史を自分で勉強しているので不満なところがたくさんありまし
たが、魔女に言わせても、日本の言い分が少しは取り入れられていると
いうことで、マアマアの作品ということになるのでしょう。

あらすじは、天皇は戦争犯罪人として裁くべきか、戦争を始めた責任が
あるのかということに対して、十日間で知日派の准将がマッカーサーの
命令で結論を出すというものです。しかし、大統領を狙うマッカーサー
の野望や日本人の恋人の生存のほうに焦点があてられ、肝心のところが
少しボケたというより、アメリカの都合の悪いところは、当たり前です
が強くは表現していませんでした。

それでも、近衛文麿の役の中村雅俊の「日本は欧米各国の真似をしただ
けだ」という台詞は単純ながら的を射ており、歴史を知らない人も腑に
落ちたのではないかと思います。

初めて有色人種が白人相手に勝利した日露戦争以降、アメリカは恐怖心
を持ち、オレンジ計画や絶対的排日移民法等、仮想敵国として日本を扱
い、さらにブロック経済化で石油が禁輸されたことで、日本は軍国主義
の流れの中で戦争に突入してしまうわけですが、人種差別の問題は確か
に大いにあったと思います。

昭和天皇が「この大戦の遠因はアメリカ移民の問題であり、近因は石油
が禁輸されたことである」という主旨のことをおっしゃったということ
ですが、私もそう思います。

映画のクライマックスの天皇とマッカーサーの対面の場面は、昭和天皇
が自分を棄て国民を救おうとしたところのシーンが明確に描写されず、
マッカーサーが占領政策を成功させるために天皇に協力を仰いだような
感じになっていたのは、日本人としてはいささか不満ではありました。

また、日本は「ポツダム宣言」を受諾したのであって無条件降伏したの
ではないことや、鈴木貫太郎首相が戦争継続の決断を放棄して天皇に委
ねたことなど、微妙なところは都合よく描かれていました。

帰りに真夏のおでん屋で二人で映画の感想も含め話し合いましたが、夫
婦でも史観が異なるのは戦後の教育の問題なのでしょうか。

難しい議論をした後、帰りに果たして私は筋肉痛で歩けなくなり、それ
どころではなくなりました。やはりやり過ぎは禁物です。


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【執行役員が伝えたいこと】_岩織常務

       ――― 季節を感じながらも ―――
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次第に暖かくなって草木が芽吹く春。強い日差しに木々が茂り、蝉を始
め虫たちが元気に動き始めて自然界が生命力に満ち溢れる夏。そして、
夏の気配が少し残りますが、秋は、紅葉が見ごろになるまでの収穫期で、
所謂、実りの秋。そして、冬は、寒さが厳しくなっていく中、動植物が
静かに耐えて来るべき暖かな春を待つ時季です。

さて、この四季よりももっときめ細かく、節分を基準に約半月ごとに分
け1年を24等分し、春夏秋冬をさらに季節感のある特徴的な名前をつ
けて季節の変化を示すもので「二十四節気」というものがあります。お
気づきの方もいると思いますが、実は、東京メトロ千代田線の新御茶ノ
水駅のホームの両側の壁に、この二十四節気の名前が順に並んでいます。

その名前はちょっと味わいのあるものもあるので敢えて全部並べると、
「立春」「雨水」「啓蟄」「春分」「清明」「穀雨」「立夏」「小満」
「芒種」「夏至」「小暑」「大暑」「立秋」「処暑」「白露」「秋分」
「寒露」「霜降」「立冬」「小雪」「大雪」「冬至」「小寒」「大寒」
の24個ですが、皆さんも、少なくとも「春分」「秋分」「夏至」「冬
至」は知っていますよね。

長くなりましたが、今週はこの二十四節気の「夏至」「小暑」の後の
「大暑」「立秋」の時季にあたります。目の前の暑い毎日からすると、
若干季節感のズレがあるようにも思いますが、ちょうど、晩夏から初秋
に移る節目の時季です。まだまだ暑い日が続きそうですが、私たちも今
週末からお盆休みに入りますので、節目となるこの夏休み中は、次の季
節に向けてしっかりと心も体も頭も休養し、エネルギーを蓄え、また元
気はつらつと仕事に取り組むように御願いします。

さて、私たちの仕事の1年間は、3ヵ月ごとに四半期決算という形で区
切られ移ろいますが、私たちを取り巻く世界は変化のスピードが速くな
っています。そして、明日何が起こるか?も分かりません。四半期とい
う時間軸では、そのスピードに後れをとってしまうかもしれません。

私たちも、四半期ではなく、1ヵ月でもなく、半月ごとに、まさに二十
四節気の季節感で区切って季節の移ろいを感じ取るのと同じように、も
っともっときめ細かく、スピード感をもって仕事に取り組む必要がある
でしょう。

今は、二十四節気でいえば、丁度真ん中の12番目の「大暑」、そして
後半戦の最初の「立秋」です。年度の区切りとは異なりますが、暦でい
えば折り返し地点を過ぎようとしています。後半戦に向けて、お盆休み
はしっかりと休んで下さい。


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【アイ・コミュニケーションズの現場から】_臼井社長

       ――― 「魅せる清掃」物語 ―――
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国内の集中豪雨、世界的な猛暑と不安定な気候が続く今年の夏ですが、
あとわずかで夏季の長期休暇に入ります。休暇前には、どこの職場でも
皆ですみずみまで清掃を行うことかと思います。掃除の後の清清しさは
いつも何とも言えませんね。

東京駅での新幹線の清掃の様子を多くの人が目にしたことがあると思い
ます。ホームに乗り入れたと同時にチームが整列し、颯爽と見事なスピ
ードで社内を清掃します。所用時間はわずか7分。その仕事ぶりは世界
が注目するものになっているそうです。

そんなチームを作り上げた仕掛け人の方のインタビューを読みました。
仕掛け人である当時の専務が今から8年前の着任当時は、スタッフは真
面目だけれど与えられたこと以上のことはしない。皆バラバラで一体感
のない沈滞ムードが漂っていたそうです。

スタッフとの面談を通して、彼らの思いを知り改革に着手したそうです。
リーダーを選任し、リーダーに清掃のリーダーだけではなく、お客さま
をサポートするという任務を定めました。そして、制服も新たにし、訓
練を重ね清掃業からサービス業への進化を目指したのです。

今まで以上の仕事に取り組むことへ抵抗するスタッフもいたそうです。
けれども、粘り強く取り組むことによって多くの良き変化が生まれます。
本社はその様子を見て、この会社は「スタッフは本社が動かしている」
と思い込んでいたものが、「生産は現場が動かしている」という当たり
前だけれど、極めて重要なことに気づかされていったそうです。

それ以降、変革の土壌が整い大きな変化が生まれたのです。現在のスロ
ーガンは「Ever with YOU~限りなくあなたと共に『新幹
線劇場』~」。

そして、「さわやか・あんしん・あったか」をモットーに、私たちとの
出会いを思い出というお土産にしてお持ち帰りくださいという願いを込
め、日々多くのお客さまとのふれあいの中で感動的な物語を生み続けて
います。

清掃という仕事そのものが、海外からの視察や研修生の受け入れも行う
レベルに至り、世界に通じるブランドになっていることって凄いことだ
と思いませんか。

そして、それが日本ブランドにも通じていることは間違いないと思うの
です。最初から清掃のプロセスをブランドにしようと思っていたわけで
はありません。仕掛け人の最後のメッセージは「どんな仕事でも、どん
な人生でも誇りと喜びを持った瞬間から扉が開き、いろいろな可能性は
開けてくるんです。(後略)」とありました。

「魅せる清掃」チームが生まれるまでの過程は、五十鈴グループの「見
せる工場~魅せる工場~魅せる組織~魅せるショールーム」の歴史と重
なっているように思います。

自信と誇りを持って、やるなら徹底的にやる。そしてそれが個人技では
なく、組織でできるから差別化となり、そこに卓越性が生まれ、ブラン
ドとなり、それが共感と感動を生み、異なる業界、異なる世界で新しい
価値に変わって育っていく。

私たちにとっての「当たり前」が異なる世界の人には違って映る(魅せ
る・驚く)もの・コトはきっと身近にあるはずです。目先の新しさやや
り方ばかりにとらわれず、今期のショールームで「何を、どう魅せたい
のか」、今一度考え、ショールーム活動に活かしていきましょう。


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【次号のお知らせ】
 次号の五十鈴メルマガ〔No.526〕は、2013年8月22日に配信
 いたします。
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☆★━編集後記━☆★━━━━━━━━━━━━━━━━━━━☆★☆

今年もまもなく多くの企業で旧盆の夏休みの時期を迎えます。この夏休
みを充実させるために思い切り遊びたいところですが、夏の海や山など
の大自然に畏れを抱くことのほうが重要です。さらに危険な場所やこと
には近づかないという判断力が必要です。
今年の後半の活動への「気力・体力・知力」を充実させるためにも、こ
の休み期間にしっかりと充実した時間を過ごしたいものです。

                     (編集室/本間 靖啓)
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 発行人:五十鈴株式会社 鈴木貴士
     (〒100-0005 東京都千代田区丸の内2-2-1 岸本ビル10階)
 編 集:株式会社アイ・コミュニケーションズ

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