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五十鈴メールマガジン〔No.527〕風立ちぬ
配信日時:2013/09/27 15:25
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━2013.08.29発行

                 五十鈴メールマガジン ≡No.527≡

==ISZ Mail Magazine =====================

 ◆                            ◆
◆◇◆     ┃今┃号┃の┃メ┃ル┃マ┃ガ┃は┃    ◆◇◆
 ◆                            ◆
   
     先週関東では、雨も多く涼しい日がありましたが、

         今週はまた暑い日が続きそうです。

         夏らしさが一つひとつ薄らいで、

       過ごしやすい季節へ向かってきています。

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☆No.527 CONTENTS━━━━━━━━━━━━━━ ISZ Mail Magazine
┃
┃【代表メッセージ】
┃ ■_風立ちぬ
┃
┃【執行役員が伝えたいこと】
┃ ■_信念で行動する(山田常務)
┃
┃【五十鈴関東の現場から】
┃ ■_いつも新しいを目指して(瀬戸社長)
┃
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◇◆◇◆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

【代表メッセージ】

          ――― 風立ちぬ ―――
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鈴木貴士です。

この映画を夏季休暇の間に観たのですが、メルマガに書けずにいました。
何故なら、非常に特異な作品だからです。心のつぼに直接触れてくるよ
うな作品。ストーリーや内容ではなく、なんと言っていいやら、だから
書かなかったのです。

というより、能力不足で書けなかったのです。しかし、思い直して頑張
って書いてみることにしました。最近は映画の切符は、シニア割引で千
円で観られるし、なお且つ一人だとピンポイントで大体良い席がインタ
ーネットで購入できます。

いつも行く劇場なので、手際よく携帯電話で手続きをして劇場に行くと、
当然周りはカップルばかりで羨ましいかぎりですが、私は一人でいると
なにかと不安になるので、トイレを済ませたりペットボトルを購入した
り、携帯電話の電源を切ったりと落ち着きませんでしたが、いよいよ予
告編に続き、映画が始まりました。

とても美しい作品です。大正から昭和にかけて、みどりの多い日本の風
土が美しく描かれており、純粋な主人公の気持ちを後押ししています。
夢の中のシーンは逆に官能的で、主人公と仰ぎ見るイタリアの盟友との
飛行機に対する狂的な思い入れが、「力を尽くしているかね」という言
葉で表現されています。

そして、悪い人間は一人も出てこない。関東大震災、世界恐慌、失業、
貧困、結核、軍国主義、戦争という生きること自体が辛い時代の流れの
中で、嘆きや悲しみ、説教がましいことや残酷なこと、戦争を糾弾する
ようなことは一切出てきません。一人の純粋な青年が、飛行機という美
しい夢を追いかけてゆくという、ただそれだけのお話になっています。

『風立ちぬ』のタイトルサイドには「堀越二郎と堀辰雄に敬意をこめて」
とあり、『生きねば。』というキャッチコピーが大きく書かれています。

堀越二郎はこの映画の主人公ですが、堀辰雄は同時代を生きた文学者で、
この作品の題名『風立ちぬ』は同名の彼の小説に由来しています。ポー
ル・ヴァレリーの詩の一節を、堀辰雄は「風立ちぬ、いざ生きめやも」
と訳しました。宮崎監督によれば、実在した堀越二郎と堀辰雄をごちゃ
まぜにして、この映画の主人公「二郎」に仕立てているそうです。

後に神話化した零戦の誕生を縦糸に、青年技師二郎と美しい薄幸の少女
菜穂子との出会いと別れを横糸に、時空を越えて存在するイタリアの飛
行機王、ジャンニ・カプローニの夢の中の舞台回しで物語は展開するの
ですが、様々な出来事すべてが静かに進んでいくのです。

そして、あまりにひたむき、あまりに純粋、あまりに美しい。不運であ
っても、不幸と感じさせず、運命を受け入れ「生きねば」ということを
直接、心のつぼに働きかけてくる。

そして最後の主題歌、荒井由美のデビュー曲『ひこうき雲』は、この映
画のためにユーミンが作っていたのではないかと思わせ、鳥肌が立ち、
ラストシーンのタイトルバックを涙で滲ませるのです。恥ずかしいくら
いに汚れてしまった自分の心を、子供のころの純粋さやひたむきさ、愛
する人に対する眩しいまでの思いが甦り、自分にもまだこういう感性が
残っていたことに驚きを感じました。

家に帰り、魔女、いやあの頃は眩しく輝いていた人物が「映画どうだっ
たの?」と聞くので、私は「ウーン! まあまあだったよ」と静かに答
え、それ以上何も言いませんでした。


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【執行役員が伝えたいこと】_山田常務

        ――― 信念で行動する ―――
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連日続いた猛暑日もあと少しの辛抱とは思いますが、気を抜くことなく
日頃の体調管理に十分気をつけていきましょう。

先日の日曜日、毎年恒例の『24時間テレビ 愛は地球を救う』が放送
されていました。今年のテーマは、「ニッポンって…?~この国のかた
ち~」で、我が国ニッポンの良いところ、悪いところを知り、「この国
のかたち」を皆で考える一日といったコンセプトでした。

この番組に対しては、ボランティアの観点や、内容の一部に疑問もあり
ますが、中継企画で、ハンデを背負った人達がいろいろなことに挑戦す
る姿が紹介されると、感動を覚え涙してしまいました(最近は年のせい
で涙腺がかなりゆるくなっています)。

車椅子の姉妹が挑戦する小笠原ダイビングや、耳の不自由な子供たちが
心をひとつに刻むタップダンスなど、目標達成に向けたプロセスを観る
と、芸能人は別として、それを支える家族やボランティアの姿には感動
し、「必ず成功させる」といった信念が痛いほど伝わってきました。

今の時代、「何もしない」わりに、あれこれ評論ばかりしている人が増
えているような気がしますが、番組で紹介されたように「一歩踏み出す
勇気を持って行動し、必ず結果を出す」行動力のある人が沢山いるのも
事実です。

震災後、日本でもボランティアに対する考え方や、支援に対する実践行
動も大きく変化していると感じます。今回の番組のテーマに沿って考え
るなら、一人ひとりが自分自身を良くするために、自身の目標の自己実
現のために一歩踏み込む行動力を持てば、結果としていまのニッポンの
空気さえも変えることが出来ると思いました。

以前、「人間は行動するときに生命力を増し、生きている実感を得、幸
福感を得る」と学びました。そしてその行動が、自分も周りも満足でき
る結果に結びつくとき、自分の人生も変えられるし、世の中も変えられ
る。「世の中」と「自分の人生」の間に「会社」があるとすれば、会社
も変えられると続いていました。

我々は、新たなブランドコンセプトを基に実践モデル創りに挑戦してい
ます。そして東海では、個人の主体的な自己実現フィールド拡大を目標
に自分と向き合い、組織のこと、自分のことを真剣に考えるセミナーを
開催しています。

このセミナーの参加者の輪が広がり、社員一人ひとりが「必ず成功させ
る」との強い信念で、行動していきたいものです。


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【五十鈴関東の現場から】_瀬戸社長

      ――― いつも新しいを目指して ―――
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7月より五十鈴関東に着任致しました瀬戸です。五十鈴メールマガジン
をご愛読の皆さま、どうぞ宜しくお願い致します。

着任当初は猛暑日が続き工場では熱中症が本当に心配でしたが、北関東
特有の猛暑も幾分和らぎ大分過ごしやすくなってまいりました。残暑に
負けないように体調管理には十分注意したいと思います。

さて、五十鈴関東に着任してから毎日のように沢山のお客さまとの出会
いがありますが、これは本当に有難く嬉しいことです。

そんな中、初めての体験でしたが、「近自然工法による環境との共存」
をコンセプトとした工場を見学させていただく機会がありました。自然
環境との共存を体感できるさまざまな工夫や、見学者の興味や関心どこ
ろに絶妙に触れてくる案内には大変感激を致しました。

また、先日は大変有難いことにあるお客さまが弊社の女性社員の「おも
てなし」を体感しにきてくださいました。少しでもお客さまの期待に応
えようとして、女性社員が中心となり真剣に案内を企画する光景や、当
日を楽しみに準備をする姿は見ていてとても頼もしく嬉しく感じました。
女性社員同士の交流会も今度開催されると聞きました。新しい出会いか
ら生まれる変化はとても楽しみです。これを大切にして深めていきたい
と思います。

今期、グループ重点施策には「IA(五十鈴アテンダント)の推進」が
あり、ブランド創造に向けた「魅せるショールーム」活動を推進してい
るところですが、五十鈴関東としても、お客さまとの対話や交流を通じ
てさまざまな化学反応を人と組織に起こしていきたいと考えています。
それが、従来とは異なる意識や企業文化・規範、ノウハウを生み出すこ
とになり、五十鈴関東のブランドコンセプトの「Willシナジーサー
ビスセンター」の実現に繋がっていくと考えています。

多くのお客さまに「またきたい」「またみたい」と感じていただけるよ
うに、そしてお客さまのWillを喚起するショールームへと進化する
ためにも、これからは全社員がIAとし磨きをかけて成長し、いつも新
しい五十鈴関東を魅せられるようにしてきたいと思います。


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 ◇◇◇NEW!今週の五十鈴グループホームページ更新情報◇◇◇ 
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今週、新たに五十鈴グループホームページに掲載しましたニュース記事 
は以下の内容です。ぜひご確認ください。 

◆ニュースリリース 

2013.08.29 太田サービスセンターにて、ミツバさまとの交流会を実施
           →http://www.isz.co.jp/news/2013/0829_000172.html


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  五十鈴グループホームページ 
         「ソリューションサービス展開事例」更新
◆―――――――◆―――――――◆―――――――◆―――――――◆
 
 五十鈴グループホームページ「ソリューションサービス展開事例」を
 更新しましたのでお知らせいたします。
 こちらのコーナーでは、五十鈴グループ内で培ってきた
 専門性・ノウハウを活かし、お客さまの多様な課題解決に向けて
 お手伝いをさせていただいた事例をご紹介しております。
 今回は以下のサービス展開事例を更新いたしましたので、
 ぜひ、ご覧いただけますと幸いです。

 ■コイルセンター・専門商社さま向け次世代人財育成サポート【IBS】
  →http://www.isz.co.jp/service/so_case14.html

 ■商社機能移管~業務プロセス変革支援【IBS】
  →http://www.isz.co.jp/service/so_case15.html

 ■管理実務レベル向上教育研修サービス【IMS】
  →http://www.isz.co.jp/service/so_case16.html

 ■コイルセンター構内物流トータルソリューション【ワーレックス】
  →http://www.isz.co.jp/service/so_case17.html

 ■海外における鋼材倉庫新設に対する操業ソリューション【五十鈴倉庫】
  →http://www.isz.co.jp/service/so_case18.html

 ■TPMサービス【五十鈴オート】
  →http://www.isz.co.jp/service/so_case19.html

その他のサービス展開事例は、以下よりご覧いただけます。
http://www.isz.co.jp/service/so_case.html

◆―――――――◆―――――――◆―――――――◆―――――――◆

 
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┃ 皆さんのご意見・感想お待ちしています。
┃ たとえば「〇〇さんにコレについて書いて欲しい!」などの
┃ リクエスト、その他何でも言いたいコトはこちらへ!
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【次号のお知らせ】
 次号の五十鈴メルマガ〔No.528〕は、2013年9月5日に配信
 いたします。
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☆★━編集後記━☆★━━━━━━━━━━━━━━━━━━━☆★☆

『風立ちぬ』。観ようと思いながらも観ないまま、夏休みが明けてしま
いました。予告編だけではストーリーが分からず、むしろ戦争下の日本
がコンセプトのようにも思われ、主題歌が『ひこうき雲』であることを
不思議に思っていました。先入観・思い込みですよね。代表のメルマガ
を読み終えて、この映画を絶対に観に行くと決めました。きっと観てし
まうと、小説や原作も読みたくなってしまって連鎖が止まらなくなりそ
うですが、もう秋という季節ですから、そういう過ごし方も良いかもし
れません。

                     (編集室/野々村 悠希)
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 発行人:五十鈴株式会社 鈴木貴士
     (〒100-0005 東京都千代田区丸の内2-2-1 岸本ビル10階)
 編 集:株式会社アイ・コミュニケーションズ

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